子どもに学校に行く義務はない?-植草一秀
メディアゴン / 2021年8月25日 18時17分
![子どもに学校に行く義務はない?-植草一秀](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/mediagong/mediagong_32591_0-small.jpg)
植草一秀[経済評論家]
***
夏休みが終了し2学期が始まる。L452R変異株では若年層の感染が一気に拡大している。学校における感染拡大が強く警戒される。この状況下でパラリンピック学校観戦はパラリンピック学校感染を引き起こす。正気の沙汰でない。
命の大切さを教えるなら、このようなときには観戦を控えるのが命を大切にする行動だと理解させるよい機会になる。卒業式、入学式、運動会、学芸会、修学旅行、林間学校など、生徒・児童は我慢を強いられてきた。パラリンピックだけは特別ということを理解できるロジックがない。論理性のない教育は有害である。こどもが論理性のない行動に突き進んでも注意できない。学校教育で何よりも大切なことは命の大切さを教えること。命のなかには心の命も含まれる。自分の命を大切にするとともに他人の命も大切にする。
コロナ緊急事態宣言が発出されているなか、集団でパラリンピックを観戦することは極めて危険な行為。このような危険な行為をしないことを理解させることが教育者の役割だ。市民による署名活動が功を奏してパラリンピック観戦中止を決めた自治体がある。
東京都は小池百合子知事が学校観戦=学校感染を推進している。コロナ感染で救急搬送を要請しても拒絶される事例が激増している。この情勢下でのパラリンピック開催強行は容認されない。パラリンピックのために巨大な医療資源が占有されている。市井では必要な医療を受けることができずに死亡する事例が多数発生している。国家による殺人、行政による殺人と言って過言でない。
コロナは突発的に発生したものではない。昨年1月から問題が本格化した。1年半の時間があり、2020年度は73兆円もの補正予算まで計上した。この1年半の間、一体何をやっていたのか。医療供給体制の整備が出発点だ。大事なことを何もやらず、利権がらみのGotoトラブル事業にうつつを抜かし、トラブルを拡大させてきただけだ。学校感染が広がれば、ウイルスは家庭に持ち込まれる。家庭内で感染拡大が発生する。
ワクチン接種が叫ばれているが、ワクチン接種をしても感染する事例がいくらでもある。ワクチンの有効性に強い疑いがある。また、ワクチン接種直後に死亡する、あるいは重篤化する事例が極めて多数報告されている。ワクチンの有効性が疑われ、ワクチンの重大な副作用が警戒される。ワクチンは新型コロナ対策の切り札にはならない。ワクチンは単なる巨大利権である。
2学期が始まり子どもたちが学校に帰るが、この学校が安全な場所ではない。いじめで苦しみ、自ら死を選択する痛ましい事例が多数発生している。子どもがいじめ被害を訴えても学校が適切に対応しない場合が多い。
東京五輪で有名になった小山田圭吾氏はかつて雑誌の取材で「マットレス巻きにして殺しちゃった事件とかあったじゃないですか、そんなことやってたし、跳び箱の中に入れたりとか。小道具には事欠かなくて、マットの上からジャンピング・ニーパットやったりとかさー。あれはヤバイよね、きっとね(笑)」などと語っていた。
れっきとした刑法犯罪である。
このような犯罪が学校という閉じられた世界で無数に発生し、隠蔽されている。学校の責任も大きい。「義務教育」という言葉があるが、完全に誤解されている。子どもたちが学校に行くことが義務だと理解されているがまったく違う。義務教育の「義務」は保護者が子女に普通教育を受けさせる義務であって、子どもが学校に行く義務ではない。子どもには「学校に行かない自由」がある。このことをすべての保護者と子どもに周知させる必要がある。学校に行かないという選択肢があることをすべての子どもにはっきりと教えることが大切だ。
[植草一秀の公式ブログ『知られざる真実』はコチラ]
この記事に関連するニュース
-
親戚が「日本で狂犬病は根絶されたから」と、飼い犬に「予防接種」を受けさせていないことが発覚! 本当に問題ないのですか? バレたら“罰金”と聞いたことがあるのですが…
ファイナンシャルフィールド / 2024年6月30日 4時40分
-
「ノーン触っちゃだめ!」スイスの3歳児が性教育で教わった4つの大事なこととは?読者の悩みの声も
Woman.excite / 2024年6月21日 16時0分
-
青年海外協力隊、スポーツ隊員の仕事とは
パラサポWEB / 2024年6月17日 7時0分
-
「死ぬってどういうこと?」 わが子に聞かれたらどう答えるべきか…子育てアドバイザーが示す“望ましい伝え方”
オトナンサー / 2024年6月12日 9時10分
-
いまだ最適解が見いだせない「不登校」問題、“見守り”や“寄り添い”が行き過ぎてより残酷な結果にも…自立支援の課題
ORICON NEWS / 2024年6月6日 11時30分
ランキング
-
1大分県宇佐市の強盗殺人、死刑判決の被告側が即日控訴…裁判長「被告が犯人と優に認められる」
読売新聞 / 2024年7月2日 22時9分
-
2マンションから転落疑いの女児死亡 意識不明で救急搬送 札幌
毎日新聞 / 2024年7月2日 21時19分
-
3殺人事件発端は「ラーメンを食べる画像」なぜ…きょう勾留期限・旭川市女子高校生橋から転落殺人
STVニュース北海道 / 2024年7月3日 6時36分
-
4かすむ「ポスト岸田」上川外相 米兵事件巡る批判で「洋平さんと同じ道」
カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年7月2日 22時17分
-
5なぜ日本のメディアでは小池百合子都知事の「荒唐無稽な噓」がまかり通るか《カイロ大「1年目は落第」なのに首席卒業》
文春オンライン / 2024年7月3日 6時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)