女子高生と握手した成人男性逮捕…「男女逆ならどうなる!?」を検証

Menjoy / 2014年6月21日 8時0分

“女子高生と握手をした成人男性が逮捕される”という事件が起き、「きっとイケメンだったらセーフ」「握手で逮捕される時代か」等、ネット上でも話題になりました。

“不安を覚えさせるような方法で執拗につきまとった”疑いとのことですが、相手が未成年で、なおかつ不安を覚えれば、“男女逆”でも起こりうる事件なのでしょうか?

アディーレ法律事務所パートナー弁護士の篠田恵里香さんに話をうかがいました。

「“大人の女性が未成年の少年に対して行った行為”についても事件に発展する可能性はあります。訴えられたら負けてしまう危険がある行動について、しっかりと事前にチェックしておきましょう」

 

■1:成人女性から握手を求める行為

「成人女性が少年に握手を求める行為は問題となりえます。各都道府県等の迷惑防止条例では、ストーカー規制法とは別に、“つきまとい行為”を禁止しています。先日起こった事件も、握手を求める行為が“つきまとい”にあたるとして、同条例違反を理由に逮捕されたものです。

“握手しよう”と1回要求するだけでは犯罪になりませんが、何度も握手を求めたり、執拗に不安を覚えさせるような方法で握手を迫ったりすると、同条例違反として犯罪となる可能性が高いでしょう」

「照れているのかな? 」と勝手に解釈して何度も握手を求めるのはNGなようです。

 

■2:18歳未満の少年との交際

「18歳未満の少年と性行為や性行類似行為をすると、各都道府県等が定める青少年保護育成条例に違反します。仮に少年の同意があったとしても処罰される可能性はあります。

“真剣な交際であると立証できれば処罰は回避できる”のですが、安易な気持ちで少年と性行為に及ぶのは危険です。いったん相手に嫌われてしまえば、“純愛じゃなかった”といわれる恐れもあります」

17歳(高校3年生)の少年と20歳(大学2年生)の女性のように年が近い場合でも、法律的には“未成年”という大きな溝があります。気をつけましょう。

 

■3:保護者に無断で外泊・外出させる行為

「保護者に無断で少年を外泊させると、未成年者略取罪(誘拐罪)として処罰される可能性があります。

仮に少年が同意していても、保護者が同意していない以上、保護者の監護権を侵害したことになるのです。実際に逮捕された事例もあります。

また、各地の青少年保護育成条例では、“保護者の同意なく(正当な理由なく)、深夜に青少年を連れ出し、同伴し、とどめる行為”等を禁止しています。少年を深夜に外出させると、犯罪になりえるのです」

“息子と年上女の交際を許さないお母さん”が訴えてきたら、大変なことになりそうですね。未成年と交際するなら、なるべく昼間にデートをしたほうが良さそうです。

 

「だって私は女だし、加害者にはならないでしょ?」という理屈は通用しません。未成年と接する機会が多い方は、頭の片隅に入れておいたほうが良さそうです。

 

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【取材協力】

※ 篠田恵里香・・・弁護士法人アディーレ法律事務所パートナー弁護士(東京弁護士会所属)。男女トラブル、交通事故問題等を得意分野として多く扱う。また、離婚等に関する豊富な知識をもつことを証明する夫婦カウンセラー(JADP認定)の資格も保有。外資系ホテル勤務を経て、新司法試験に合格した経験から、独自に考案した勉強法をまとめた『ふつうのOLだった私が2年で弁護士になれた夢がかなう勉強法』(あさ出版)が発売中。公式ブログ『弁護士篠田恵里香の弁護道』も更新中。

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