うつ病の夫が病院へ行きたがらない時に妻がやるべきこと【後編】

Menjoy / 2012年1月18日 13時0分

前回の記事では、うつ病の症状が現れた夫に受診を勧めるには、“精神的症状よりも身体的症状に触れてあげること”、“一緒に行くのを提案すること”などが効果的であることをお伝えしました。

引き続き、ゆうメンタルクリニック院長のゆうきゆう先生から夫に受診を勧める際の注意点についてお話をうかがいます。


■男性に指図・説得は逆効果になることがある

前回は、“こういう言い方をすればいい”という点をアドバイスいただきましたが、逆に、「こういう言い方はNG」というのがあれば、教えていただけないでしょうか?

「基本的に、男性は説得されるのが好きではありません。“自分のことは、自分がよく分かっている”と思っているため、他人に指図をされると、自己管理能力が劣っていると感じやすく、頑なになりやすいでしょう。

説得して連れて行くよりも、本人が“自分で行くと決める”方が、治療にも積極的になってくれますので、極力強制しないことが大切ですね」

本人が乗り気でない場合、「あなた、うつ病なんじゃないの?」「病院行ったほうがいいよ」としつこく言っても逆効果なんですね。

「精神不安などの症状が酷い場合は、本人も辛くなっているはずです。うつと断定せず、“私には話せないこともあると思うから、相談に乗ってくれるお医者さんを探してみる?”など、やんわりと伝える方がいいでしょう。

特に症状が現れて日が浅いのであれば、“行った方がいい”、“お願いだから一度受診して”など、深刻さを訴えるよりも、軽い提案をされてみてください」

症状が酷いのに夫が病院に行きたがらない場合、妻としては「お願いだから一度受診して!」なんて懇願したくもなります。でも、“うつは甘え、弱さ”などという誤ったイメージを持った男性だと、妻がお願いすればするほどますます意固地になってしまうかもしれません。

 

■どうしても受診を拒む夫に対しては?

これまでアドバイスいただいた方法で夫に受診を勧めれば、「それじゃ病院に行こうか」と治療に前向きになる人は多いと思われます。しかし、どうしても病院は嫌だと夫が妻の提案をつっぱねる場合、どうしたらいいのでしょうか。

「それでもし“行かない”と言われた場合は、“あなたがそう言うなら、きっと大丈夫なんだと思う。自分で変だと思ったら、私が言わなくても行くよね”など、相手の判断能力を信頼する言葉をかけてあげてみてください。

反応が薄かったり、感情の起伏が激しくなっているかも知れませんが、そういった部分を責めないようにすることも大切です」

上でも“男は説得されるのを嫌がる”というお話がありましたが、どうしても病院に行きたがらない場合、無理強いするよりも相手を信頼して、自発的に受診するのを待つというのが大事なのですね。

また、妻にしてみれば「私がこんなに心配しているのに、なんでこの人はこんなに頑固なんだろう」と不満に思うこともあるでしょうが、そこで自分の感情をぶつけては、ますます夫を追い詰める結果にしかなりません。一番辛い思いをしているのは夫なんだということを心に留めておきたいですね。

 

以上、2回にわたってうつ病の症状が現れた夫に受診を勧める効果的な方法をお伝えしました。あなたの大切な人にもしものことがあれば、早期治療のためにもぜひ参考にしてくださいね。

 

【うつ病の兆候12個】

※ あなたの彼は大丈夫?男性に見られるうつ病の兆候12個【1/3】

※ あなたの彼は大丈夫?男性に見られるうつ病の兆候12個【2/3】

※ あなたの彼は大丈夫?男性に見られるうつ病の兆候12個【3/3】

 

【取材協力】

※ ゆうきゆう・・・精神科医。著書多数。ゆうメンタルクリニック院長。静かで癒される都会のオアシスとして評判が高い。(上野院:http://yucl.net/ 03-6663-8813 上野駅0分)(池袋院:http://yuik.net/ 03-5944-8883 池袋駅1分)(新宿院:http://yusn.net/ 03-3342-6777 新宿駅0分)

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