第一印象で人を誤解してしまう原因と対策が明らかに【後編】

Menjoy / 2012年2月11日 13時0分

前回の記事では、第一印象で人を誤解してしまう原因と対策をふたつのポイントに絞って解説しました。

今回も引き続きアメリカの心理学ニュースサイト『PsychologyToday』を参考に、第一印象で人を見誤る謎について解明していきたいと思います。

 

■相手の何を測るかによって第一印象の精度が落ちてしまう?

カリフォルニア大学のポール・エックマン教授によれば、相手の何を測ろうとしているかによっても第一印象の精度は左右されるそうです。

たとえば、相手が研究のパートナーとして十分賢いかどうか、バスの回数券を貸してくれるくらい寛容かどうか、という判断はできないとエックマン教授は考えています。

つまり、第一印象というのはあくまで“印象”であって、相手の詳細についてまで正確に判断できるという過信は禁物。また、上の例についていえば、人手やお金が足りなくて困っている場合には、相手が実際以上に優秀に見えたり寛容に見えたりということも考えられます。

同様に、「彼氏欲しい」と終始思っていると、出会う男性全員について「私の彼氏にふさわしい?」という目で見てしまい、誰もが魅力1割増しということになってしまうかもしれません。

 

■身体的特徴が偏見を生みだしてしまうことも

前々回の記事では、脳が人の第一印象を作り出すメカニズムについてお伝えしました。初めての人と出会った瞬間、脳はその人の見た目に関するあらゆる情報を統合して、その第一印象を作り出すのです。

この統合メカニズムは非常に発達して精度が高いものの、その過程で、ある種の身体的特徴が第一印象を良くも悪くもゆがめてしまうこともあります。

たとえば、丸顔で目が大きく、顎と鼻が小さい“ベビーフェイス”。このタイプの顔は、信頼できて素朴な人という印象を与えがちですが、実際にベビーフェイスの人がみなそういう内面的特徴を有しているとは限りません。

なぜ、“ベビーフェイス=信頼できて素朴”という印象を人に与えるのか? ブランダイス大学のレスリー・ゼブロウィッツ教授は、人間は赤ちゃんの顔や家庭的な容貌について、一般化し過ぎる傾向があるためだと考えています。

つまり、赤ちゃんを見ると純粋で弱い生き物で、守ってあげたいという気持ちが起こりますが、大人のベビーフェイスに対しても同じ反応を起こすというわけです。

このほか、顔の美醜によって、その人の健康や性格が判断されてしまうこともあります。

美しい人は健康的で善良。外見が魅力的でない人は不健康なので自分の遺伝子が残せないという一種の偏見です。こうした安易な一般化は、人を第一印象で誤解する原因となるでしょう。

こうした不公平な結論を導かないためには、やはり前回の記事でも述べたように、なるべく人と接する機会を増やして、自分なりのデータベースを蓄積していくことが重要です。

 

■見た目どおりの人は精神が安定している

最後に、第一印象とその後の印象とがブレない人についての豆知識。ノースイースタン大学のランディ・コルビン心理学準教授は、この点について以下のように理論づけています。

「精神的に健康な人は、振る舞いと精神が一致しています。見たとおりの人なのです」

コルビン準教授の理論によれば、一目惚れした人と実際に付き合ってみると、内面もバッチリだったという場合、彼は精神的に安定しているといえます。

逆に、第一印象はよかったのに、付き合いが深くなるにつれて幻滅したというケースでは、あなたの見る目がないという可能性もありますが、彼が精神的に不安定なのが原因とも考えられるでしょう。

 

以上、2回にわたって第一印象で人を誤解してしまう原因と対策を紹介してきましたがいかがでしたか? いつも見た目でだまされる人は、この機会にぜひ人を見抜く目を磨いてくださいね!

 

【第一印象シリーズ】

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心理学的に「もう見た目でだまされない」ようにする方法

 

【参考】

The First Impression – Psychology Today

【画像】

写真提供:ペイレスイメージズ

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