『ドカベン』『ドラえもん』が発禁に!? 児童ポルノ法改正のドタバタ

メンズサイゾー / 2013年5月12日 12時0分

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 5月8日の参議院予算委員会において、みんなの党の山田太郎参院議員が児童ポルノ法改正による漫画・アニメの規制について安倍晋三総理と麻生太郎副総理に質問し、その中で「ドカベンも発禁になる可能性がある」と発言した。野球漫画『ドカベン』の主人公・山田太郎と同姓同名の山田議員が同作を例に上げるというユニークな質問となったが、山田氏は児ポ法改正の表現規制によって「8歳のサチ子(主人公の妹)が入浴するシーンがあり、発禁本になる可能性もある」と指摘。誰もが知っている名作ですら児童ポルノ扱いされるようになるのか、とネット上で話題になっている。

 児童ポルノ法をめぐっては、自民党政調会長の高市早苗衆院議員らが議員立法として今国会への改正案の提出を予定。児童ポルノの販売や製造だけでなく「単純所持の禁止」を盛り込み、違反者には1年以下の懲役または100万円以下という罰則を規定。さらには、漫画・アニメにおける児童ポルノ表現も規制対象として検討しているという。これに反対する立場の山田議員は「高市議員らの案は漫画・アニメなどの過剰な自主規制を招きかねない」と指摘し、見直しを求めている。

 過剰の自主規制の具体例として、山田議員は『紀伊国屋事件』を挙げており、作品が法的に問題ないと判断されても法規制に影響された業界内の自主規制によって無意味に不利益が生じる危険があるとも指摘した。同事件は、児童ポルノ禁止法が成立した1999年に文化庁メディア芸術祭で受賞歴もある『バガボンド』(著:井上雄彦/講談社)『あずみ』(著:小山ゆう/小学館)など未成年のヌードや性描写がある非エロ漫画まで書店から「自主規制」という形で撤去された騒動である。これに関連して「ドカベンも発禁になる」という発言が飛び出した格好だ。

 このやり取りを受けて、ネット上では「入浴シーンがある『ドラえもん』もダメか」「手塚治虫のマンガも幼女のヌードが多いな」などといった声が上がっている。本当に「ドカベン」や「ドラえもん」が発禁になる可能性はあるのだろうか。

「さすがに発禁にまではできないでしょうが、改正案が現状のままで成立し、もし漫画・アニメにまで規制が広がったら、出版社側の自主規制で該当ページの修正や削除が行われる可能性は十分にある。法規制そのものよりも、摘発を恐れる出版社の自主規制の方が問題といっていい。そうならないためにも、二次元にまで規制範囲が広がるようなことは防がなければならない」(出版関係者)

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