明日、スポンサーがいない…抗議騒動の『明日、ママがいない』異例の事態で放送中止の危機

メンズサイゾー / 2014年1月23日 18時30分

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 過激な内容が物議を醸している連続ドラマ『明日、ママがいない』(日本テレビ系)の番組スポンサー3社が、22日に放送された第2話でCM放送を見合わせた。

 児童養護施設を舞台に様々な事情で親と暮らせなくなった子どもたちを描いた同ドラマは、第1話で施設長が「おまえたちはペットショップの犬と同じ」などと暴言を吐き、子どもたちに暴力を振るうなどの過激なシーンが描写された。これに対して、ドラマのモデルになった「赤ちゃんポスト」を設置する熊本市の慈恵病院や全国児童養護施設協議会などが「養護施設や里親制度への誤解や偏見を与えかねない」として放送の中止や内容改善を求めて抗議している。

 同協議会の藤野興一会長は「いかにフィクションとはいえ、当事者の子供たちはこれを見せられたらしんどい。自殺者が出たらどうするんだ、という思いだ」とコメントし、里親会の星野崇会長が「すでに辛い思い出がフラッシュバックするなどして傷ついている子供がいる。改善がなされない場合、番組スポンサーと話すことも考えている」と発言するなど、抗議は熾烈さを増している。

 この事態にスポンサーが動いた。第2話では、エバラ食品工業、JX日鉱日石エネルギー(エネオス)、キユーピーの3社がCM放送を取りやめ、その“穴埋め”としてACジャパンの公共CMが流された。3社とも抗議を問題視しており「視聴者や関係者の意見を考慮し、総合的に判断した」としている。

 第1話で提供スポンサーとして表示されていた花王、スバル、日清食品、三菱地所グループなど5社は第2話でもCMを放送したが、通常はオープニング後に紹介される提供スポンサーのテロップや、おなじみの「この番組はご覧のスポンサーの提供でお送りします」というナレーションはなかった。

 今回のようなスポンサー対応の前例としては、同じ日本テレビで05年に放送された天海祐希主演の連続ドラマ『女王の教室』がある。過激な内容によってスポンサーに苦情が殺到し、第5話~8話にかけて全スポンサーの提供クレジット表示を取りやめ、その後もクレジット表示が一部スポンサーのみになった。しかし、この時はクレジットはないものの各社がスポットCMのような形で放送しており、完全にCMを見合わせたわけではない。

 一連の抗議について、日テレ側は「子どもたちの視点から『愛情とは何か』を描く趣旨」「最後までご覧いただきたい」と強気のコメントを発表しているが、生命線ともいえるスポンサーが次々とCM自粛する可能性も浮上してきた。

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