芸能界あるある“来る来る詐欺”!? 被害に遭ったスタッフ激白

メンズサイゾー / 2014年3月3日 10時0分

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 振り込め詐欺が「母さん助けて詐欺」になって久しいが、こうした人の心をもてあそび、お金を巻き上げる類の犯罪はますます巧妙化し、増加の一途をたどるばかりだ。先日、記録的な大雪に見舞われた山梨県では、雪かきボランティアを装って個人情報搾取などを企む「雪かき詐欺」に注意するよう、県が呼びかける事態となった。

 さて、こういった問題が表面化した2000年代初頭は「オレオレ詐欺」と呼ばれていた。そんな後を絶たないトラブルの中で、テレビ業界にも、バラエティ番組スタッフを悩ませるある詐欺事件が多発していた。その名も「来る来る詐欺」だ。

 被害に遭ったことのある、業界歴の長いAさんが今回、匿名を条件に語ってくれた。

「主演の方が来る来ると聞いてたからこっちも期待してたんですけど、来たのは7番手の俳優さんでした。ま、仕方ないと言えば仕方ないんですけどね」

 そう、「来る来る詐欺」とは、事前にドラマや舞台公演などの宣伝のために自分たちの番組にゲストで来ることが予定されていた俳優・女優が来ず、来たのは別の、それも脇役だったというものである。また、結局誰も来ない場合も同義である。

 「詐欺」とはまた人聞きが悪いが、これがいわゆるギョーカイ用語というやつなのだろうか。そもそも、一体どういう理由でこうした悲劇が起きるのだろうか。

「基本的に番組の進行上、そのゲストを想定した作りを先に考えておきたい。ですから、一度、事務所に問い合わせるんですよ。『誰々さん、いかがですか?』って。そうすると、事務所ならびにマネジャー側はOKを出したから、『大丈夫だと思います』と答えてしまう。でも、その時点ではまだ最終的に本人に了承を取っていないことが意外とあったりするんです。いわゆる『話が通ってない』というやつです。そうして結局、本人NGが出て、ドタキャンに遭う。こういうわけです。ただ代わりに来る脇役さんも、忙しい撮影の合間を縫って来てくれるので、もちろんありがたいんですが」

 もちろん、主演を張る彼らは、宣伝のためとはいえ、出る番組は選ぶであろう。よって、そこに「出る番組」の優先順位は自ずとついてしまう。確かに仕方がない。さらに関係者は続ける。

「最初から事務所側もキッパリと『出ません』と言ってくれればいいんですけどね。ただ、出るのに値する番組なのか、いろいろ調べて“値踏み”している時間が意外と長いんです」

 もちろん、場合によっては「主演は無理ですが、誰々さんであれば可能かと思います」と先に言ってくれるケースももちろんある。その場合は「腹をくくって、その人に合った番組作りを考える」のだという。

 さて、Aさんは「7番手の役者が…」と言っていたが、誰が「来る来る」と言われていて、結局が誰が来たのか聞くと「それぞれ、お名前を具体的に挙げると主演の方にもその7番手の方にも差しさわりがあるので言えません」としか答えてくれなかった。

「ただ、結局誰も来ない方が多いです。綾野剛の名前がラインナップからいつの間にか消えてたり。そうですねぇ、あとユンソナが来るとか言われていたのに立ち消えになったりだとか。もちろん、ゴールデンの番組だと、そのまま主役の方が来てくれることも圧倒的に多いです」

 今、あなたが見ている番組のゲストも、来る来る詐欺の代役で出ているのかもしれない。
(文=今井良介)

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