イッテQ効果!? 中堅芸人によるゴリ推しロケが急増の予感

メンズサイゾー / 2014年4月22日 13時10分

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 20日に放送された『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の視聴率が20.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったとして話題になった。ネットニュースなどでもさっそく報道された同番組の高視聴率。その要因は、やはり昨年の企画発表段階から話題になっている、イモトアヤコ(28)のエベレスト登山への出発直前SPだったためだろう。芸人による世界最高峰への挑戦ということで賛否はあるものの、出発直前のスペシャルで視聴率の大台を叩き出すのだから、注目度の高さは最近のバラエティでは群を抜いている。

 今まさに日本のバラエティ史に若手女芸人のイモトが名を刻もうとしている中、21日深夜にスタートした『ギャンブル・ザ・ワールド』(TBS系)では、バイきんぐの2人が、スペインとモロッコの間にあるジブラルタル海峡を現地で手に入れたダンボールで船を作って渡るという企画に挑戦していた。無論あまりにも現実味のない企画は達成できるはずのないもの。VTRの目的は、あくまでも芸人らしい現地でのハプニングを期待してのことに違いない。

 しかし、そんな手垢のついたような企画にもかかわらず、急遽スペインに飛ばされ、現地でダンボールを集め、ガムテープで船を作り、そして川に入って見事に溺れるバイきんぐの必死な姿は、どこか懐かしく新鮮でもあった。

 やはりそれは、『世界の村で発見!こんなところに日本人』(テレビ朝日系)や『世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?』(フジテレビ系)などの、昨年から各局がこぞって放送している、俳優やディレクターといった、芸人ではない人々が海外に行きVTRを撮ってくるタイプのバラエティが多かったためだろう。

 もちろん、そんなバラエティの流行の中で、オードリーの春日俊彰(35)や狩野英孝(32)らは若手リアクション芸人の筆頭として海外ロケをこなしてはいたが、今回のバイきんぐのような、あまりにも見応えのない、いい意味でバラエティらしくくだらない企画は久しぶりだった。

「今回のバイきんぐの企画についてはわかりませんが、こうした企画が事務所サイドから持ち込まれるケースというのはよくあることです。“うちのタレントは何でもやりますから”“いきなり海外に連れて行っても問題ありません”と売り込むわけです。これだけ多くの芸人さんがいる中で、直接指名される芸人さんというのは少ないですからね。変な話、誰でもいいわけですよ。これからは事務所や芸人さん個人による営業力の差で仕事量は大きく変わってくるのではないでしょうか」(業界関係者)

 有吉弘行(39)が冠番組を急激に増やし、フットボールアワーの後藤輝基(39)はピンでゴールデンタイムのメインを務めるなど、徐々に明確になりつつある中堅芸人たちの立ち位置。もはや自分はメインを張れそうにないと悟った芸人たちも多くいることだろう。そんな彼らが活路を見出すとすれば、スタジオのひな壇かロケなどでのVTR出演となる。実力のある中堅芸人があまりにも多い今のテレビバラエティ界で如実になってきた力関係。MCに手が届かない芸人たちによる、過酷でくだらない、そして素晴らしいロケのVTRが量産されそうだ。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

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