“特殊女優”の殻を脱ぎ捨て…三輪ひとみ、ジョージ秋山『捨てがたき人々』で新境地を開く! ~人の欲と業の深さに女優としていかに臨んだのか~

メンズサイゾー / 2014年6月5日 12時0分

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 『アシュラ』そして『銭ゲバ』など、人間の深い業に迫る問題作を数多く発表し続けてきた漫画家・ジョージ秋山。そのテーマゆえに「映画化は困難」と言われ続けているが、そんな氏の代表作のひとつ『捨てがたき人々』が、このたび実写映画化された。

 生まれ故郷へ戻ってきた、欲望に忠実なワケあり男・狸穴勇介(大森南朋)。そして顔にアザのある情の深い女・岡辺京子(三輪ひとみ)。二人はなし崩しに関係を持ち、曖昧な恋愛関係のままズルズルと家庭を築くことになる。だがそんな二人のもとで、逃れられぬ業を持った者たちのドラマが繰り広げられ、彼らは生きることの“意味”についての問いを突きつけられるのだ。

 監督は役者として、そして映画監督としても脂の乗った活躍を見せる榊英雄。自身の故郷でもある長崎の五島列島を舞台に、閉塞的な田舎社会の中で 情欲にまみれた日々を過ごす主人公の勇介と、半ばレイプされるように関係を持ち、それでも独自の倫理観のもとで彼を赦し、常に微笑みを絶やすまいとする京子の生き様をリアルに捉えている。

 そんなヒロイン京子を演じたのが、Vシネマ版『呪怨』(2000年)や『ひぐらしのなく頃に』(08年)など、和製ホラークイーンの呼び声を欲しいままにした女優、三輪ひとみだ。過去にメンズサイゾーでもインタビューを掲載した『逆襲! スケ番☆ハンターズ~地獄の決闘~』(10年)など、特異なジャンルでマニアの熱狂的な支持を得てきた彼女。現在はフジテレビ系列で放送中の昼ドラ『聖母・聖美物語』(東海テレビ制作)での怪演が話題を呼んでいるが、この『捨てがたき人々』でも、自身初となるヌードや絡みのシーンを惜しげもなく披露し、女優としての新境地を開いている。

 今回そんな彼女に直撃取材を敢行。女優として今回の決断の意図や、今後どこに向かおうとするのか? ジャンルを問わず活躍する三輪ひとみに、真正面から迫ってみた。



■脱ぐなら、イメージを破壊する覚悟で!

──4年前に『スケ番☆ハンターズ』でインタビューさせていただいたとき、“日本一喪服の似合う女を目指す”とキャッチコピーをつけたんですけど、今回の『捨てがたき人々』でも喪服を着ていますね。

三輪ひとみ(以下:三輪):そうですね、なんかすごい偶然で(笑)。

──本作に出演されることになった経緯は?

三輪:一度こういう濃厚な人間ドラマをやってみたいと思っていたので、お話をいただき脚本を読んで、迷いましたが出演を決めました。

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