サンドウィッチマンと小林麻耶のプチブレイクを除き、誰も騒がなくなった『バイキング』の欠陥とは…

メンズサイゾー / 2014年7月19日 14時0分

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 昼の情報番組『バイキング』(フジテレビ系)がスタートしてから3カ月以上が経過した。当初は番組に対して多くの不安と期待の声が寄せられ、また低視聴率が連日報道されるなどしていたが、今やすっかり話題にものぼらなくなってしまった感がある。

「月曜日の一コーナーとして始まった『生中継!日本全国地引き網クッキング』を担当しているサンドウィッチマンの面白さが再認識されるようになったこと、また金曜日のレギュラーとしてマナーや料理、洗濯など花嫁修業を繰り広げていた小林麻耶のダメ女っぷりが一部で話題になったことくらいしか収穫がなかった気がします」(芸能ライター)

 32年続いた『笑っていいとも!』を終わらせるという英断に踏み切ったフジテレビの亀山千広社長は先月、フジテレビ夏の恒例イベント(今年の名称は『お台場新大陸』)の会見の席で「『バイキング』は夏にぐんぐん数字、上がりますんで」と発言した。しかし、直近の数字を見ても視聴率はまったく上がる気配がない。

 この低視聴率について、業界関係者は冷静にこう分析する。

「通常、帯番組というのはテレビにしろラジオにしろ、月曜から金曜まで同じパーソナリティーが出演するものです。その人物が、いわば番組の顔です。こうすることで番組の性格が決まり、曜日ごとのレギュラーとの相性によってハネたり、またそうではなかったりして制作側は微調整を加えていくことができます。また視聴者としても、例えば『いいとも』であれば、『ああ、今日のタモさんは面白かったな』とか、『今日はおとなしいな』とか、日によってなんとなく気にするようになっていきます。しかしこの『バイキング』は、月~金の5日間連続して出ているのは誰一人としていません。強いて言うなら、伊藤利尋アナが月・水・金に、そして加藤綾子アナが火・木に進行役として出ているだけ。加藤はまだしも、TBSの看板番組を背負って立つ安住紳一郎アナウンサーのようなタレント性は伊藤アナにはない。ですから、視聴者も番組というより、いわば偶発的に人気となった『コーナー』に注目せざるを得ないのです」

 つまり“番組の顔”がいないために、いまだに『バイキング』という番組をどう見ればいいのか定まらない状態が続いているのだという。もちろん、“顔”をあえて定めないことで、曜日のどれかがヒットすればいいとも言え、演者・企画などさまざまなことを試すには最適な方法ともとれるのだが…。

 80年代のフジテレビの遺産でもあった『いいとも』を終わらせた亀山社長の大英断はある程度評価すべきものだったと言えるが、その分、後番組をどんなものにするべきか、それこそ数年がかりで分析することが求められていたのかもしれない。

「それが、ドラマ出身の亀山社長の限界です。バラエティの出身であれば、そのあたりの嗅覚は養われていてもおかしくないのですが…。だから、『いいとも』を終わらせたのはもしかしたら早計だったのかもしれませんね」(同前)

 番組の顔がいない『バイキング』は、いったいこれからどこに向かうのだろうか…。
(文=今井良介)

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