“放送事故級の沈黙”も魅力!? 能年玲奈に『しゃべくり』メンバーもタジタジ…

メンズサイゾー / 2014年8月5日 16時5分

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 8月16日に全国ロードショーを控える主演映画『ホットロード』(松竹)の宣伝のため、1日に放送された『あさイチ』(NHK)を皮切りにバラエティへの露出を増やしている女優・能年玲奈(21)。昨年放送され、一躍彼女の名前を世に広めた朝ドラ『あまちゃん』(NHK)への恩義からか、宣伝行脚の始まりをNHKから始めるところなど大人の対応を見せた彼女だが、そのトーク下手は相変わらず。『あさイチ』では、昨年出演した際にも話題になった、自身の私生活を「生ゴミみたい」と表現する姿を再び披露し、司会の井ノ原快彦(38)を驚かせた。

 また、4日に放送された『しゃべくり007』(日本テレビ系)では、1時間丸ごと能年というVIP待遇で登場し、独特のトークの間合いと感性でしゃべくりメンバーたちを翻弄。一般に6秒間の沈黙があると放送事故と言われる世界で、3秒~4秒もの間、言葉に詰まらせる姿を見せていた。言葉が矢継ぎ早に交わされる今のバラエティで、これだけ長い沈黙が放送されるというのも珍しい。

 もちろんそんな能年に対して、しゃべくりメンバーたちも芸人らしいツッコミを見せていたが、一向に動じない彼女には少し辟易しているような表情まで見せていた。特に番組の企画で、能年と交換日記を交わしていた有田哲平(43)などは、能年の自由奔放な内容の日記とスタジオでの態度に呆れた様子で、普段のノリが影を潜めていたほど。有田とすれば、どこに着地するか一切見えない能年との絡みにプラスはないと判断したのかもしれない。

 しかし、そんな風に芸人たちを翻弄しながらも、当の能年本人は、しゃべくり名物のコントで「卒業式のコメント」が始まり、「楽しかった文化祭~」「足がパンパンになった富士登山~」と芸人たちがボケる中で、最後に「話の長かった校長先生~」と見事なオチを披露するなど、単なる“天然”とは思えないアドリブ力を見せていた。

 さらに能年は番組の中で、ハマッているものとして「洋服作り」を上げ、ミシンで作ったお手製の洋服を披露。半日で作ったと言いながらも、その出来栄えは、今すぐにでも売り物になりそうなほど立派なもので、スタジオで見せていたたどたどしい喋りからは想像できない、しっかりしたものだった。

 『あまちゃん』でのブレイク以降、能年に対しては、あざとい喋り方が気に食わない、天然ぶっているなどといった批判も多かったが、そんな批判の要因こそが、実はデキるのにワザとらしくデキない素振りをして不思議ちゃんを装っているという点にあるのかもしれない。今回の番組で見せたアドリブ力や洋服作りといった趣味から見れば、あそこまで間を空けて喋るタイプの人物だとは思わないだろう。しかも、カメラが回ればしっかりと演技ができるのだから…。普通に喋ることくらいできるはず、と思う視聴者も多いに違いない。そんな能年を「わざとらしい」「こういう女が1番苦手」とバッシングする人が生まれるのも理解できる。

 しかし、普通の人々に理解できない感覚を持ち合わせているのが女優ともいえる。今回の『しゃべくり』で、能年が見事なアドリブ力を見せたのも、きっとその瞬間に女優としてのスイッチが入ったからだろうし、洋服作りに没頭するという集中力もまた女優ならではのものといえる。そして普段のトークでは、そのスイッチが入っていないだけのことに違いない。バラエティで見せるたどたどしいトークも、それはつまり彼女が本物の女優だという証拠といえる。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

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