大人AKBも成功だった!? 「バイトAKB」募集を発表した運営側の抜かりなき戦略

メンズサイゾー / 2014年8月11日 19時0分

写真

 AKB48が10日夜、アルバイトのメンバー『バイトAKB』を募集すると発表した。AKBがイメージキャラクターを務める求人情報サイト「バイトル」のCMキャンペーンライブの中で明かされた。

 本来、AKBグループに加入するにはオーディションで合格し、研究生から経験を積んで正規メンバーに昇格する。だが、今回のコラボ企画では研究生や正規メンバーとは違った『バイトメンバー』としてAKBのライブや握手会、CMなどに出演することになる。今年はグリコとのタイアップで『オトナAKB』が誕生したが、その第二弾ともいえる企業とのコラボ企画のようだ。応募受付は9月11日までとなり、書類審査を経て同14日に1次面接、同下旬の最終審査で合格者が発表される。

 『バイトメンバー』の活動期間は来年2月末までで報酬は時給1000円。その後は3カ月ごとに契約を更新する可能性もあるという。まさに待遇は『バイト』だが、社保完備、交通費支給、衣装貸与、食事補助がついて勤務時間も法定労働時間を遵守。決して『ブラックバイト』ではないようだ。応募資格は中学生以上で未成年は保護者の承諾が必要になり、応募時点で芸能プロダクションに所属していないことが条件。採用定員は“若干名”となっている。

 またも型破りな企画を打ち出してきたAKBグループ。だが、同じようなタイアップ企画『大人AKB』は大々的に発表されながらもさほど話題にならず、ひっそり終了してしまったために“大コケ企画”と揶揄された。

「大人AKBに選ばれたのは『芸能活動のない普通の主婦』とされた塚本まり子さんだったが、過去にバンド活動をしていたことが判明してファンは興ざめ。さらに握手会襲撃事件が起きたことで『AKB内の結束』に焦点が移り、異分子である大人AKBの存在価値が薄らいでしまった。最初こそ話題性がありましたが、最後は散々の状態でした」(アイドルライター)

 今回の『バイトメンバー』も企画倒れに終わってしまう危険性が十分にある。また、ネット上のファンからは「それより真面目に頑張ってるメンバーの出番を少しでも増やしてほしい」「どうせまたデキレースじゃないの」などといった厳しい声も上がっている。なぜ失敗したばかりにもかかわらず、新たなメンバー募集企画を打ち出してきたのか。

「これはあくまで、企業とのタイアップ企画というところがキモ。仕掛けたのはAKBと縁の深い電通で、企業のPRになることが最重要視される。企画発表から合格者決定、活動スタートと複数回に分けて話題をふりまくことができますから、通常の広告よりも企業にとって宣伝効果があります。一方のAKB側にとっても、多額の広告費が入ったうえに経費はスポンサー持ち。ちゃっかりお仕事として儲けながら、タダで新たな人材を探すことができるのですからいいことずくめです」(代理店関係者)

 とはいえ、企画が失敗すれば宣伝効果も薄くなる気がするが…。

「仮にメンバーの人気が出ずに失敗しても、ニュースなどで取り上げられた時点で企画の目的は達成したも同然。億単位の広告費を受け取っている運営側も同様です。それでもしバイトメンバーに本当に逸材が現れれば儲けモノですから、どうやっても損しない。スポンサーとWin×Winの関係が築ける鉄板企画として味をしめたのでしょう」(前同)

 それだけ巨額のカネが動きながら『バイトメンバー』に支払われるのは時給1000円。芸能界を夢見る少女たちが応募していることが予想される『バイトAKB』だが、合格者はいきなり芸能界の“搾取”の構図を経験することになりそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)

メンズサイゾー

トピックスRSS

ランキング