マツコに業界内から「丸くなった」と不満の声

メンズサイゾー / 2014年12月15日 10時0分

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 テレビ・ラジオ合わせてレギュラー8本。2014年の企業CMランキングでも女性タレント部門で10位に入り、計10社に起用されるなど、マツコ・デラックス(42)の活躍はとどまるところを知らない。すでにかつてのキワモノ的なイメージはなく、今では芸能界を代表するタレントの1人といえる存在だ。しかし、そんな安定した人気を勝ち得たマツコに、業界内から不満の声が出ているという。

「以前より刺激的な発言が減ったのは明らか。10日放送の『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系)でも、人気コーナー『新3大○○』の中で浅草芸人の、東京ボーイズ、すず風にゃん子・金魚、ぴろきが紹介されましたが、『おもしろーい』と感想を述べただけですからね。マツコさんは趣味趣向がはっきりしている人ですから、面白いと感じたら、好きな理由について、とことん語るはず。単純なひと言では済ませないでしょう。まるで、面白くないと思ったものに対して、とりあえず言っておくといった印象すら受けました。ネット上でも、そんなマツコさんに対しては『もう少し噛みついて欲しかった』といった意見も出てきています」(バラエティ放送作家)

 MCとしての活躍がメインとなっているマツコだが、視聴者は、いまだに過激な発言を期待しているようだ。

「マツコさんといえば、ブレイクした年齢も遅く、身を置いているオネエの業界を通じ、世の中の酸いも甘いも知った苦労人。さまざまな経験を積み、いろいろな人と出会ってきたため、その本質は『超常識人』です。刺激的な発言も、正論をついているからこそ、視聴者の共感を得るわけです。芸能界における立ち位置としては、視聴者に"気づき"を与える優秀なコメンテーターといったところでしょうか。あの容姿で、そんな芸当をできるタレントは、ほかにいませんから、これほどブレイクしたのです。しかし、ひと言で核心をつくような発言が最大の魅力でしたから、その部分が影を潜めだすと、途端に視聴者は離れてしまうかもしれませんね。地位を確立してしまったマツコさんとすれば、すでに武器を振り回す必要はなくなったといえますが、あまり丸くなっては飽きられてしまいかねません」(芸能関係者)

 徐々に大人発言へシフトしつつあるマツコ。流暢なトークを見せるマツコにとっては、それもまた新たな魅力の開花といえそうだが...。

「長くメディアで活躍しているオネエには"専門性"という共通点があります。たとえば、オネエタレントの走りといえる、おすぎとピーコは映画評論家と服飾評論家。最近でいえば、IKKKOは美に関してのプロで、KABA.ちゃんも一流の振付師です。特殊なキャラばかりが目立ちますが、それぞれの業界の第一線で活躍しているからこそ、プロの立場として意見を発することができ、芸能界でも息の長い活動ができるのでしょう。彼女たちの専門分野は視聴者にもわかりやすいものですから、受け入れやすいのだと思います。その点、マツコには、これといった専門性が見当たりません。女装家といっても、一般的ではありませんからね。今後さらに代名詞でもあった歯に衣着せぬ物言いをしなくなっては、いったい彼女が何者なのか、視聴者はわからなくなってしまうかもしれません」(テレビ局関係者)

"刺激的な発言"を専門とするのがマツコ・デラックスというタレントなのだろう。しかしそれでは、今のマツコは専門分野を放棄したことになってしまう。なぜ彼女は毒舌を控えてしまったのだろう。

「キレのある発言をする前には、必ず相手の表情や空気を読み取るのがマツコの特徴。場の空気を感じることに敏感なため、的確な場面で刺激的な発言を繰り出せるわけです。今のマツコを見ていると、その現場で毒舌が求められていないと感じているのでは。今後、過激な言葉が求められていると察知すれば、マツコもそれに応えるはずです」(業界関係者)

 日本の良き母親すらイメージさせるお米のCMに出演するなど、すでに性別すら超越した感もあるマツコには、もはやオネエや毒舌といったカテゴライズ自体が無意味なものなのかもしれないが...。
(文=阿部紙袋)

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