加藤ミリヤに「出ました!ミリヤっぽい発言!」と茶々を入れる“冷やかし演出”は不快? 

messy / 2014年11月5日 18時0分

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 3日に放送された『人生が変わる1分間の深イイ話×しゃべくり007 合体SP』(日本テレビ系)にて、シンガーソングライターの加藤ミリヤ(26)の特集が放送された。

 恋する女性のせつない気持ちを汲み取った楽曲に定評があり、若い女性を中心に絶大な支持を集めている加藤。同番組ではそんな彼女の活動やメディアでは滅多に見せない素顔に密着するとともに、彼女のファンの自宅に訪問の上、ファンにとって彼女がどんな存在であるかを紹介していた。

 しかし、その内容に彼女のファン(通称・ミリヤー)が怒りを覚えているという。原因は、特集VTRの所々に加藤やミリヤーをバカにしたような演出があったこと。

 ミリヤーを「加藤のファッション、音楽、言動等にいちいち影響される人たちのこと」と紹介したり、ミリヤーに加藤の魅力は何かと質問した番組ディレクターが「あー」「うん」とやる気のない返答をしていたり、玄関の扉に加藤の写真を貼付けたミリヤー宅にお邪魔する際に「不気味な扉でお出迎え」とのナレーションが入る等、ミリヤーを蔑むような表現が見られた。さらには、加藤について「カリスマは格言をちょいちょい言うのでお気をつけ下さい」と説明した際にスタジオが爆笑し、彼女が「誰かのミューズになりたい」と発言すると「出ました! ミリヤっぽい発言!」と冷やかす場面も。

 これには「ミリヤちゃんの扱い方ふざけすぎ」「アーティストのこだわりまでイジるの不快」とネガティブな反応を示す視聴者が相次ぎ、彼女のファンでない立場の視聴者すら「加藤ミリヤのことよく知らないけど、この演出には悪意を感じる」と指摘するほど露骨な演出だった。

 ただ、こうしたコミカルな演出は同番組のド定番。その手法に「自分の好きな芸能人が冒涜されてる」と感じた視聴者は、これまでにもいたかもしれない。しかし、一風変わった演出によってその人の新たなキャラクターが見出され、本人の知名度や注目度がアップするというメリットもある。番組で放送されているからには本人や事務所サイドの承諾があった上での内容であり、ファンが真に受けて目くじらを立てるのはかえって出演者を困惑させる可能性も……。

 たとえ意図的な演出でアーティストも納得済とはいえ、バラエティ番組で熱狂の対象を「バカにされた」と感じれば、ファンは不快に思うものである。かつて音楽番組とトークバラエティの融合が進んだ時期には、アイドル歌手やアーティストがお笑い芸人にどつかれて、ファンが本気で怒りに燃えることもあった。今はさすがに「演出だから」と理解して番組を受け入れる視聴者が増えているようだが……。『深イイ話』演出への反応は、熱心なファンとクローズドな空間での盛り上がりを見せるアーティストの“良さ”を、オープンに広める難しさを証明しているような気がする。
(ルイコスタ松岡)

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