Suchmosは日本のロックシーンを変える存在なのか?

messy / 2017年2月12日 17時0分

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 ロックバンド「Suchmos(サチモス)」の2ndアルバム『THE KIDS』が1月25日に発売され、オリコン週間ランキングで初登場2位を獲得。週間デジタルアルバムランキングでは2週連続で1位に輝いた。現在、最も注目されているバンド・Suchmosが“日本のロックシーンを変える存在”だということを前提に、このバンドの魅力はどこにあるのか紹介したい。

 2013年1月に結成されたSuchmosは、メンバー全員が神奈川県出身の6人組グループ。ロックだけでなく、ヒップホップやジャズなどのブラックミュージックを下敷きにした洗練されたサウンドを鳴らし、“歌謡曲”と“ブラックミュージック”を組み合わせた久保田利伸や中西圭三に代表される“90年代J-ポップ”の雰囲気をアップロードしたようなバンドだ。ちなみに、バンド名の由来は20世紀を代表するジャズ・ミュージシャン、ルイ・アームストロングのあだ名が由来だそう。そのセンスは中年世代にもグッとくる。

 久保田や中西以外にSuchmosの音楽的出典としてよく比べられるのが、90年代にイギリスで流行した“アシッド・ジャズ”シーンを代表するバンド、Jamiroquai(ジャミロクワイ)。実際、“和製ジャミロクワイ”とも言われる彼らの音楽からはいたるところにジャミロクワイ愛が感じられる。また、ホンダの車「ヴェゼル」のCMで使われた、Suchmosの代表曲のひとつ「STAY TUNE」のミュージックビデオでは、ジャミロクワイの代表曲「Virtual Insanity」をオマージュしたと思われる白い無機質な空間のシーンが登場。また、Suchmosのボーカル・YONCE(ヨンス)は、アディダスのジャージを制服のように着ており、こちらもアディダス好きとして知られるジャミロクワイのボーカル、ジェイソン・ケイを模したもの。



 そんな彼らのサウンドは一言でいえばクール。上述の「STAY TUNE」で聴けるのは、ファンキーなギターと揺れ動くベース、ダンサブルなドラム、フューチャリスティックなシンセの音の洪水。グルーヴに重点を置き、キャッチーなサウンドは所謂“洋楽ファン”も納得しているようで、「洋楽ファンだけど~」と枕言葉を置きつつもハマる人が続出中だ。「俺、音楽詳しいけど君にわかるかな~?」と鼻につくタイプの人たちさえも魅了している。

 またSuchmosは、楽曲だけでなくフロントマンのYONCEを筆頭に、6人のルックスとメンバーの佇まいのバランスが良いのも人気の理由だろう。“普段からバイブスを共有していた”6人で組まれたメンバーは、髪の長さや雰囲気、服装などルックスとキャラクターで被りがなく、それぞれが個性的だ。メンバー全員が神奈川育ちで“大都会・東京から少し離れたシティボーイ”の少し斜に構えたマインドがルックスに現れているようにも見える。「STAY TUNE」で、「Stay Tune in Tokyo Friday Night~」と歌うYONCEはけだるい雰囲気をまとう。

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