『イッテQ!』最大の功績は出川哲朗の再発見! 抱かれたくない男ナンバー1からの脱出・愛されおじさん化

messy / 2017年6月5日 21時10分

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 放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰する「第54回ギャラクシー賞」で、テレビ部門特別賞を『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)が受賞した。2007年から放送がスタートした『イッテQ!』は現在も絶好調で、5月の放送は5週連続で視聴率20%超え(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という凄まじい記録を残している。最新6月4日の放送では平均視聴率が21.6%であった。

 『イッテQ!』は金も時間も体力もふんだんに使った海外ロケに定評がある。過酷なロケで撮れた見たこともない映像や、センスを感じさせるVTR編集など人気の要因はいくつもあるが、出演者が魅力的という点も無視できないだろう。宮川大輔(44)、NEWS手越祐也(29)、イモトアヤコ(31)、森三中をはじめとした多くの芸人が、同番組をきっかけに魅力を開花して爆発的な人気を得た。同番組出演まで知名度が全くなかった芸人・イモトはまさに『イッテQ!』が発掘した逸材で、これを『イッテQ!』の大きな功績と見る人も多い。しかしもう一人、同番組に救われたと言っても過言でない人物がいる。出川哲朗(53)の魅力を再発見したことこそ『イッテQ!』最大の功績だと見ることも出来るのだ。

 出川と言えば、かつては女性誌が行う「嫌いな芸人」「抱かれたくない芸人」ランキングの上位常連者だった。それが今では子どもたちのヒーローになり、女性たちからカワイイと評される人気者に。出川は『イッテQ!』においては、<キモい男の代表格>を演じることなく自然体のおじさんらしいリアクション芸に徹している。過酷なロケでもそれを「おいしい」と思って不満を言わず(テレビ的なショーとして漏らすことはあるが)、全力で取り組むプロ根性はさすがというほかない。松本人志(53)は出川を「あの人は自分が死んでも笑いをとれれば本望って人」と評価したこともあるという。ただ2017年4月には、岡村隆史(46)が「昔はいつ死んでもいいって言ってたのに、今はブレイクしたから死にたくないと言っている」と暴露していた。



 松本が評価しているように、出川は今のように評価される前からも芸人たちからの評価が高く、『恋のから騒ぎ』(日本テレビ系)で女子大生が「出川哲朗のような二流芸能人として適当に楽しく暮らしたい」と発言した時、明石家さんま(61)が「出川は一流や!」と怒ったことは有名。他にも島田紳助(61)は『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)で、「出川は色々なポジションができる」「司会者的には出川がいると番組がやりやすい」「何人も若手が出てきてもレギュラー番組がない出川が出続けるのは必要な腕があるから」と熱く語っていた。また和田アキ子(67)や千秋(45)などは1人の人間としての出川の性格の良さを褒めている。

 『イッテQ!』MCであるウッチャンナンチャン内村光良とは横浜放送映画専門学院(現:日本映画大学)の同級生であり、出川座長の「劇団SHA・LA・LA」を立ち上げた仲。『ウンナンの気分は上々。〜FEEL SO NICE.』(TBS系)など複数の番組で共演しており、内村は出川の輝きを誰よりも知っているといえるかもしれない。だからこそ『イッテQ!』での出川企画はより面白くなっている。

 この4月より、テレビ東京系で土曜20時というゴールデンタイムに冠番組『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』もスタートした。不定期特番だったものが好評によりレギュラー化したのだ。もう53歳、肉体的に若いとは言えず体のあちこちに爆弾を抱えている出川。カラダを張った笑いに挑むことが多い芸風だが、無理せず少しでも長く笑いを届けてほしい。

(ボンゾ)

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