撮影禁止の料亭街“飛田新地”にカメラが潜入して話題! “冷やかし”も懸念

messy / 2018年10月10日 23時30分

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 10月8日に特別番組『かたせ梨乃が進駐軍の前で踊り狂った時代… とマツコ』(日本テレビ系)が放送された。日本の性風俗を特集した同番組では、撮影禁止とされている大阪の“飛田新地”にも特別な許可を得てカメラが潜入。釘付けになった視聴者は多かったようで、SNSで大いに話題になった。

 飛田新地とは大阪市・西成区にある“料亭街”で、かつては日本最大級の“遊郭街”だった。しかし1958年に売春防止法が施行され、“嬢”として働いていた女性たちは職を失ってしまう。そのため“料亭”という形で営業することにより飛田新地を維持。客はあくまで“料亭”を訪れるのであって、そこで偶然“仲居さん”と恋に落ち、エッチなことに及ぶのだ。ソープもコレに近い理屈でまかりとおっている。

 自由恋愛という暗黙の了解により現代まで存続してきた飛田新地には、訪れた人が口を揃えて“異世界”と表現するような光景が広がっている。通りには160軒を超える料亭が並んでおり、開け放たれた玄関には客に手を振る仲居さんが。女性に“惚れた”客は店に入り、“呼び込みのおばちゃん”を残して2階に上がっていく。

 そんな飛田新地は女性たちや客のプライバシー保護などを目的に“撮影禁止”になっているが、番組は「飛田新地料理組合」の協力を得て撮影。タイムスリップしてしまったかのような街の光景に、SNSでは「こんな場所が日本にあったとは……」「噂には聞いていたけどすごい世界だな」「思わず見入ってしまった」といった声が上がった。ジブリ映画『千と千尋の神隠し』の世界観のようなオリエンタルな風景を求めて訪れる観光客もいるようだ。



 しかしこうしてテレビ番組で紹介されると、広く知られると同時に観光客の“冷やかし行為”が懸念されもする。飛田新地の街並みやここで働く女性たちを興味本位で見に行く人は多いようで、以前から仲居さんたちの負担にもなり問題視されてきた。Twitterでは“呼び込みのおばちゃん”として働いているというアカウントが“冷やかし行為”に対して苦言を呈している。お店に上がらず玄関先で女性と長時間話して去ってしまう客もいるという。

 また撮影禁止とされているにも関わらず、“盗撮”をしてSNSやブログに写真を投稿する人も。少し前はロシア人の“ブロガー”が、働いている女性たちの顔を隠さずに写真をアップしたことが大きな問題になり、写真は削除となった。

 テレビで紹介されれば知名度が上昇するのは当然だが、この街で行われているのは文字通りの「秘め事」。たとえ興味を抱いたとしても、客やお店の人の迷惑になる行為は控えてほしい。

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