紅白出場を目論むMay.J、なぜネットでここまで嫌われる?

messy / 2014年6月17日 16時0分

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 日本中に“レリゴー”旋風を巻き起こした映画『アナと雪の女王』の日本語版主題歌『Let It Go〜ありのままで〜』を歌い、その名を世に知らしめたMay.J(25)。

 それがきっかけでメディア露出が増え、19日には『謝りたい人がいます。〜恩師にありがとうSP〜』(TBS系)に出演し、同曲を披露するという彼女。しかし、同番組収録時に報道陣から今年のNHK紅白歌合戦への出場について問われて「スケジュールは今から空けています。手帳には仮で紅白と書いています」と答えたことから、「わざわざ言うのがあざとい」「ただのカバーのくせに」とバッシングを浴び、彼女よりも同曲のオリジナルを歌っている松たか子を支持する声が相次いだ。

 May J.といえば、『関ジャニの仕分け∞』(テレビ朝日系)内の人気コーナー「下克上カラオケサバイバル」に出演したことで一気に知名度を上げ、小田和正(66)や竹内まりや(59)、宇多田ヒカル(31)らトップアーティストの人気曲をカバーしたアルバムも大ヒットを記録した。

 しかし、元々彼女は04年にR&Bシンガーとしてデビューし、オリジナル曲を多数発表するほか、Zeebra(43)やDJ KAORIらとのコラボ曲をリリースするなどクラブミュージックを軸とした活動を行っていた。それが近年のスタイルシフトで一気にカバーアーティストというイメージがつき、同時に「歌はうまいけど感情がこもっていない」「他人の持ち歌ばっかり歌ってる」という批判的な声が目立つ事態に。加えて、今回『Let It Go〜ありのままで〜』を歌ったことで、「便乗感ハンパない」とアンチがさらに増殖してしまった印象がある。

 すっかり嫌われ者になってしまったMay.Jだが、昨今の音楽業界では第三者のヒット曲をカバーすることがひとつの表現として浸透しており、彼女以外にもカバーアルバムを発表しているアーティストは多く存在している。BENI(28)やクリス・ハート(29)、Che'nelle(31)らはその代表的な例だろう。とはいえ、彼らはMay.Jに比べて露出もそれほど多くなく、楽曲カバーによる便乗感はさほど感じられないため、非難の対象にはなっていない。

 なお、カバーアーティストはコミカルさに加えて表情や見た目などのオリジナリティがウリの“ものまね歌手”とは違い、自己流アレンジを加えて既存のヒット曲を歌っているだけという解釈をされることも多いため、未だに世間からは「人のふんどしで相撲をとるな」と揶揄されることがある。皆平等であるべきという精神が強い日本人らしい意見とも言えるだろう。

 そんな国民性の日本において、May.Jのようなヒット曲のカバーを全面に出すアーティストが好まれないのは当然かもしれない。圧倒的な歌唱力があることは確かなのだが、方向性によってアンチを生みやすい彼女。日本にカバー文化が根付いていれば、もう少し違った状況だったかもしれないが……。
(ルイコスタ松岡)

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