老後はロボットと二人暮らし!? ロボットが開く、介護業界の新たな扉!

進路のミカタ / 2018年1月19日 12時1分

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人の言葉に反応を示したり、会話を楽しんだりすることができる「コミュニケーションロボット」は、21世紀に生まれた皆さんにとっては身近な存在かもしれません。人型、デフォルメ型、動物型とさまざまな姿をしたロボットたちは、まさに未来の代名詞。実はこのコミュニケーションロボット、若者だけでなくある世代からも大きな注目を集めているのです。

■癒しを与え、絆を育むコミュニケーションロボット!

コミュニケーションロボットとは、人間と「会話をする」「遊ぶ」といった、何らかの「コミュニケーション」を取ることができるロボットのことを指します。最近ではソフトバンク株式会社が発売した「Pepper(ペッパー)」が、そうしたコミュニケーションロボットの代表といえるでしょう。AI(人工知能)搭載型のロボットも続々と登場しており、漫画で描かれているようなロボットと友達になれる未来は、すぐそこまできているように感じます。

2018年1月、ソニー株式会社は自律型エンターテインメントロボット、「aibo(アイボ)」の発売を開始しました。この「aibo」にもAIが搭載されており、オーナーと時間を重ねることで学習、成長します。成長するにつれてそれぞれの「aibo」に個性が生まれ、オーナーとの間に絆すら芽生える……まるで本物のペットのようですね。

ところで皆さんは、「aibo」の先代モデルとして1999年に発売が開始され、現在サービスを終了している「AIBO(アイボ)」というロボットをご存知でしょうか。「AIBO」も発売当時は大変注目を集め、さまざまな人の手に渡りました。そしてAIBOに愛情を注いだ人の中には高齢者の方たちもいました。

■コミュニケーションロボットは、高齢者の孤独な心を救ってきた!

一人暮らしの高齢者の方たちにとって、話しかけると反応を示し、自分に寄り添ってくれる「AIBO」はただのロボットではありませんでした。「家族の一員」「ロボットとは思えない」、そう言って高齢者の人たちは、「AIBO」をわが子のように慈しんだのです。

「寂しいからペットが飼いたい」と思っても、一人暮らしの高齢者にとって生き物の世話は簡単なことではありません。かといって1人で閉じこもってしまえば、他の人とのコミュニケーション不足から、認知症を発症するおそれもあります。そうしたときに、「AIBO」のようなロボットの存在は、高齢者のパートナーとしてもってこいだったのでしょう。

こうした背景もあり、現在では介護業界向けに開発されたコミュニケーションロボットも増えてきています。例えば、多くの高齢者施設に導入されている富士ソフト株式会社の「palro(パルロ)」は、ダンスや話が得意なロボットです。積極的に自分から施設利用者に話しかける点が特徴で、脳の活性化や孤独感解消に一役買っています。

また、株式会社東郷製作所が手掛けた「スマイビ」は、1歳前後の赤ちゃんをモデルに作られたロボットです。フワフワの抱き心地のいい体に、たどたどしく赤ちゃん言葉を喋る様子がなんとも魅力的。あやすと頬を赤く染めて喜び、放っておくと泣き出してしまうのですから、思わず世話をしたくなってしまいます。介護される側が「スマイビ」のお世話をすることで癒され、結果として介護する側の負担軽減にもつながったという報告もあるそうです。

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