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【シゴトを知ろう】シナリオライター(劇作家) 編

進路のミカタ / 2018年4月27日 12時5分

■フリーライターの経験が今の仕事にも生きている

Q4. どのようなきっかけ・経緯で劇作家の仕事に就きましたか?
 
私は中学・高校時代から演劇が好きで、学芸会や文化祭で台本を書いていました。大学に入ってからは演劇をやっていませんでしたが、4年生の時に「やっぱりやりたい」と思い、ある劇団でスタッフの手伝いを始めました。卒業後は自分で作・演出する劇団を立ち上げて、2年ほどアルバイトをしながら演劇活動をしていましたが、「書く」修行がしたくて編集プロダクションに入り、1年後独立してフリーライターになりました。この時ライターとしてたくさんの人に取材した経験が、今に生きていると思います。その後も10年間フリーライターとして生計を立てながら、演劇活動を続けました。

そして演劇を始めて4年目くらいの時、私の作品を見た同年代の脚本家に声をかけていただき、事務所に入ってテレビドラマの脚本の仕事も始めました。しかし実力不足でうまくいかず、一旦事務所の社長に「演劇で結果を出します」と宣言して、映像の仕事をお休みしました。転機となったのは2016年、読売演劇大賞優秀作品賞を受賞したことです。作品を観たプロデューサーから声をかけていただき、映画の脚本を書く機会もいただきました。今は演劇7割、映像3割くらいの割合で仕事をしています。
 
 
Q5. 大学では何を学びましたか?
 
大学は政治学科で、政治思想のゼミに参加していました。ゼミでは物事を本質から考えるということを学んだと思います。また、卒業論文を書くという経験から、ものを書くことの難しさと面白さを知りました。
 
 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
高校生の頃はいろんな仕事に憧れていました。作家にもなりたかったし、福祉関係の仕事にも興味がありました。しかし、その時点では「絶対にこれになりたい」という職業はなかったので、幅広く学べる学部に進学しました。先ほどもお話しましたが、大学で深く思考したり論文を執筆したりして得たものは、今の仕事にも通じていると思います。

■劇作家の仕事は、「人間を書く」こと

Q7. どういう人が劇作家の仕事に向いていると思いますか?
 
好奇心があって、知らないことを知りたいと思える人や、人間に興味がある人に向いていると思います。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。
 
人間を書く仕事なので、人生経験の全てが役に立ちます。その時の感情はその時にしか感じられないものなので、どんなことでも大切に覚えていてください。また、さまざまな人の考え方や話し方を知らないと書けないので、多くの人と話せる場所に足を運ぶことをお勧めします。
 

綿密な取材をもとに作品を執筆される瀬戸山さん。多様な人間を細かに描くこの仕事では、他人に関心を持つとともに、世の中に目を向けることが求められます。今特に気になる出来事がないという人も、まずは日々の生活を振り返ってみてはいかがでしょうか。身近なところに、思わぬ創作のヒントが隠れているかもしれませんよ。
 
 
【profile】ミナモザ 瀬戸山美咲
ミナモザ公式HP:http://minamoza.com/
オリガミクスパートナーズ株式会社プロフィールページ:http://www.origamix.co.jp/misaki-setoyama

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