【シゴトを知ろう】電子・電気系研究・技術者 編

進路のミカタ / 2018年4月25日 12時2分

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私たちの身の回りにある電子機器。これらの開発や設計には、さまざまな人々が関わっています。

今回は多種多様な電子機器の開発を行うアポロ技研株式会社の遠藤聡さんに、開発において欠かせない「シミュレーション」という業務について教えていただきました。

■試作回数の削減や、品質の高い製品の開発に貢献できる仕事

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。
 
私が働いている会社、アポロ技研は、皆さんが手にするスマホやデジタルカメラをはじめ、自動車の内部や工場などでも使われるさまざまな電子機器を開発する会社です。その中で私は、「プリント基板*シミュレーション」という業務に携わっています。シミュレーションとは、実際にものを製造する前の設計データで機器が問題なく動作するのか、不要なノイズを出さないかなどをコンピューター上で検証する仕事です。

例えば、皆さんにも馴染みのあるスマホ。販売価格は数万円ですが、この製品が世にでるまで何回試作品が製造されるか、また試作品を作るのにかかる費用はどのくらいになるか想像できますでしょうか?

電子機器の規模にもよりますが、量産品が出来上がるまでに数回の試作を繰り返し、1度の試作にかかる費用は数百万円から数億円に上ります。シミュレーションは、この試作回数の削減や、品質の高い製品を開発することに貢献しています。

(*)プリント基板…電子部品を固定して配線するための、電気製品の主要な部品の1つ。コンピューターや電子機器の性能を左右する。

<一日のスケジュール>
8:45 出社。朝礼、メールチェックなど
9:00 設計者と打ち合わせ。要望や困りごとなどを確認
10:00 シミュレーション業務 解析の設定や実行など
12:00 昼食
13:00 シミュレーション業務 解析結果の確認、分析、設計者への報告や提案など
17:45 退社 
 

Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
設計者の困りごとをシミュレーションという技術を使って解決できたときは、喜びを感じます。また、世の中の電子機器はどんどん進歩しているので、常に新しい技術に触れることができるのも喜びの一つです。
 
 
Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?
 
シミュレーションを行って良い結果が得られなかったとき、設計のどこに問題があるのかを検証していく作業には大変さを感じます。自分の知識や経験を総動員しても解決の糸口が見つからない場合は、文献を調べたり、識者に意見を伺ったりして解決する努力が必要です。

また、常に新しい技術に対しアンテナを張って学ぶ姿勢を持つことは、喜びであると同時に苦労を感じるところでもあります。

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