フクロウやハリネズミなど……夜行性の動物はどうして夜中に活動するの?

進路のミカタ / 2019年6月12日 12時5分

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フクロウ・ハリネズミといった人気の動物は夜行性で、私たちが活動している日中はおやすみモード。活動する時間帯が人間と異なるために、ちょっぴりさみしい思いをしている飼い主さんも少なくないはず。ところでどうして昼間に活動する動物と夜間に活動する動物がいるのでしょうか?

■ペットとして人気の動物たちは夜行性

フクロウ・ハリネズミ・ハムスター・チンチラといった人気のペットは夜行性として知られています。また動物園でも昼間はほとんど眠っており、夜間になると活動する動物も少なくありません。動物園の人気者であるレッサーパンダ・アライグマも実は夜行性です。

来園者のために夜行性の動物をわざわざ昼と夜を逆転させた施設で飼育したり、夜間に営業している動物園もあります。ところでこういった動物たちが夜間だけ活動するのは、一体どういう理由からなのでしょうか?

■どうして夜に活動するのか?

例えばフクロウは、フクロウと同じように小動物を餌としているワシ・タカと活動時間を逆の夜間にすることで、エサの取り合いといった状況を回避しています。フクロウは種類にもよりますが、おおよそは同じ猛禽類(もうきんるい)のワシ・タカと比べると狩りの能力が劣っているからです。

また、ネズミなどのように天敵が活動している昼間を避けて夜間に行動する動物や、キツネザルなど日中に活動すると体温が上がりすぎてしまうために夜間に活動をしている動物もいます。

ちなみに恐竜時代の哺乳類は、天敵である恐竜からの捕食を避けるために夜間に行動していたとされており、その時の性質を現代にも受け継いでいるとも考えられています。

■昼と夜が逆転して活動するようになったのは人間のせい?

ところが最近、夜行性の動物たちが昼間に活動するケースが増えています。本来夜行性であるネズミが昼間に活動していることも。これはネズミの繁殖に勢いがあり、夜の間に捕った餌だけでは足りていないことが原因なのではないかと考えられています。もし昼間にネズミを見かけることがあったら、その近くでネズミがたくさん繁殖しているかもしれません。

逆に、人間が原因で夜間に活動せざるを得なくなった動物もいます。イノシシ・シカといった動物は人間が狩猟などの活動をしている昼間の時間帯を避けて、夜間の時間帯に行動する傾向があることが判明しています。

人間にとっては都合がいいように思えるかもしれませんが、本来昼間に活動する動物が夜間に活動することで、エサとなるものが変わってくる可能性があります。さらにエサが変わることによって生態系にも変化が起こるのではないかと心配されているのです。

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