勉強法を見直すことで司法試験を一発合格! 佐藤大和弁護士の「ずるい暗記術」

進路のミカタ / 2019年6月3日 12時8分

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大学時代のサークル活動がきっかけで弁護士を目指すようになったという佐藤大和さん。法学部ではないにも関わらず短期間の独学で法科大学院に合格し、司法試験も一発合格を果たしました。佐藤さんの勉強法をまとめた『ずるい暗記術』(ダイヤモンド社)は、学生をはじめ社会人にも注目を集めています。この勉強法を編み出したきっかけや受験勉強のモチベーションなどについて、お話を伺いました。

■「まず答えを覚える」逆転の発想で難関試験を突破

―― 「ずるい暗記術」を習得する前の勉強方法はどのようなものでしたか?

浪人時代は、教科書や参考書をノートに丸写しする“写経”のような勉強法を続けていました。でも、いくらキレイにノートをまとめても肝心の問題を解いていないので、とくに数学などはセンター試験でも全然点がとれませんでした。今考えると、ノートに写す時間をもっとアウトプットに使っていれば違う結果になったはずですが、当時は自分の慣れ親しんだ勉強法に固執してしまっていました。いつの間にか勉強の目的が「ノートをキレイに書くこと」になっていたんです。「労力をかけても結果が出ない、これではダメだ」と、大学入学後、勉強法を見直そうと考えるようになりました。


―― 「ずるい暗記術」に目覚めたきっかけを教えてください。

「弁護士になりたい」と決意したのが大学3年生のとき。法学部でもない私が法科大学院を目指すには、知識も時間も圧倒的に足りませんでした。浪人時代の失敗は繰り返したくないと思ったものの、一から問題を解いていたのでは試験本番に間に合いません。そこで司法試験の過去問を集め、まず片っ端から答えを見ていったんです。そして答えを分析し、「この問題のときはこの論点が出る、この論点のときはこういう書き方をする」という論理の流れを覚えていきました。その結果、当時難関であった立命館大学法科大学院に合格することができ、自分の勉強法が間違っていなかったと確信しました。これが「ずるい暗記術」が生まれたきっかけです。

■受験勉強のモチベーションになった4つの力

―― 大学受験の勉強を続けられたモチベーションは何でしたか?

ロクに勉強もせず過ごしていた2浪目の春、母が過労で倒れてしまいました。そのとき初めて、自分がいかに親に苦労をかけていたかを思い知ったんです。頑張っている親の背中を見て「自分も頑張らなければいけない」と思った、これが1つ目のモチベーションです。
2つ目は極限まで自分を追い込んだことです。勉強に集中するため、祖母が私の大学進学のために貯めていてくれたお金を借りて一人暮らしをはじめました。毎日誰とも会わず、食事はモヤシばかりの日々。血便が出るほど体調を崩したりもしたのですが、それが逆に「この生活から抜け出すには勉強するしかない」というモチベーションにつながりました。
3つ目は「まだ働きたくない」という本音です。「絶対に叶えたい」「絶対にこれは嫌だ」という本能的な欲求は、努力を維持する原動力になりました。そして4つ目は、最悪の状況をイメージしたことです。ここで努力を怠って再び大学受験に失敗したら、祖母から借りたお金も無駄になり、周りのたくさんの人を不幸にしてしまう。そうならないためには頑張らざるを得ない、と気持ちを奮い立たせました。この4つの思いが四輪駆動のように一体となって、受験勉強に向かうモチベーションになりました。


―― 法科大学院・司法試験の受験について教えてください。

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