【シゴトを知ろう】動物看護士(師) 編

進路のミカタ / 2019年9月17日 12時5分

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病気やけがをしたペットの看護や、ペットの健康管理のサポートをする「動物看護師」。獣医師の指示のもとペットの治療のサポートから事務仕事まで幅広い業務をこなす、動物病院になくてはならない存在です。今回はクロス動物医療センター葛西の阿片俊介さん、横田静葉さんのお二人に、動物看護師のお仕事内容や魅力などを伺いました。

■動物看護師は、獣医師と飼い主様との橋渡し役

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。
 
阿片:動物看護師の仕事内容はとても幅広いです。入院やペットホテルに滞在しているペットのお世話・受付・飼い主様への問診・ペットの保定(*)・超音波などの検査・手術の器具出しや麻酔管理・薬の調剤・院内の掃除などを行います。また、子犬のしつけ教室や歯みがき教室での指導も行っています。

横田:動物看護師は、獣医師のサポート役でありながら、獣医師と飼い主様との橋渡し役でもあります。例えば、診察前にペットの症状を伺う「問診」の際には、飼い主様が何を一番求めていらっしゃるのかをまず動物看護師である私達が整理します。その段階で獣医師に引き継ぐことにより、スムーズに診療が行えるようになります。

<一日のスケジュール>
08:30 出勤、朝礼
入院・ペットホテル滞在の動物の世話
09:00 診察開始
受付業務や問診、ペットの保定、検査、手術の器具出しや麻酔管理、調剤など
12:00 休憩
16:00 診察再開
20:00 診察終了
入院・ペットホテル滞在の動物の世話
20:30 帰宅
 
*保定:ペットが診察や治療を受ける際、動かないように抱くこと

 
Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
阿片:治療に関わったペット達が少しずつ良くなっていき、元気に退院していくのを見られることが一番です。また、飼い主様が「あなたがいると安心だから」と私がいる日を選んで来てくださると、大きなやりがいを感じます。

横田:飼い主様とお話するのも楽しいですし、ペットが元気になり、飼い主様が笑顔でお帰りになるのを見ると「動物看護師って良い仕事だな」と感じます。病院に来るペットはもちろん飼い主様も不安を感じて来院される方がほとんどなので、飼い主様の心のケアも大切にしていきたいと思っています。

Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?
 
横田:大変でもあり大切でもあるのは、病院内の人間関係、そして飼い主様との関係ですね。積極的にコミュニケーションをとり、信頼関係を築きあげていくことが大切です。

まず病院内では、チームワークの良しあしがペットの命にまで関わります。入院中のペットの体調管理もスタッフ全員で情報を共有し、連携をとらなければなりませんし、急患のときも状態をすぐに確認して、素早く獣医師に伝える必要があります。

阿片:飼い主様とは、なんでも気軽に相談していただける関係性を作ることが欠かせません。飼い主様は獣医師には聞きにくいこともあるので、診察前後のちょっとした会話を通じて、お悩みをさり気なく引き出していくのも私達の仕事です。

動物看護師は、動物が好きな気持ちだけでは務まりません。厳しいことをあえてお伝えすると、拘束時間も長いですし、動物の命に関わる仕事なので知識も必要です。本当に動物看護師の仕事が楽しいと思えないと続かない職業かもしれません。

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