【シゴトを知ろう】建築士 編

進路のミカタ / 2019年9月24日 12時11分

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ビルや住宅をはじめとした建築物を設計する建築士。高校生の皆さんが通う校舎も体育館も、通学に使う駅も全て建築士が設計したものと考えると、非常に身近な職業に感じられますよね。今回は、大成建設株式会社で建築士として働く武市章平さんに、仕事の内容ややりがいについてお話を伺いました。

■建築主の漠然とした要望に具体的な形を提示していく仕事

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。
 
建築の設計は、こんな建物を建てたい、こんな場所をつくりたい、こんな使い方をしたいといった建築主の漠然とした要望や悩みに対し、具体的な形を提示して快適な環境を提供する仕事です。

形のない状態から実際の建築物になるまで、建築主に寄り添い、密にコミュニケーションを取りながら、望んでいるものを引き出し、図面や模型、CGなどでイメージの共有をしていきます。

工事が始まったら工事現場にも通い、本当に設計図の通りに工事が進んでいるかチェックしたり、施工者とどのように施工すればよいか一緒に検討したりもします。

<一日のスケジュール例> ※工事現場へ行く日の例
8:45 出社、メールチェック、図面チェック
10:00 計画中プロジェクトの社内提案会議
13:00 工事中の現場へ向かい、進捗状況のチェック
15:00 工事現場で建築主と仕上色見本の確認
18:00 帰社し計画中プロジェクトのイメージスケッチ
19:00 帰宅


Q2. お仕事をされる中で、やりがいや楽しさを感じるのはどんなときですか?
 
完成した建築を実際に使っていただいて、中で過ごされている方の笑顔が見られたときです。

建築が完成するまでは長い時間がかかり、その過程でさまざまな課題が発生します。その一つひとつをみんなで解決していくことや、建築が徐々に建ちあがっていく様子を見ることも大きなやりがいですが、その全てが最終的に、利用者の笑顔に集約されると思います。


Q3. お仕事の中で大変さや苦労を感じるのはどんなときですか?

建築は、他の多くの産業・プロダクトと違って、完成するまで実物大のものを見る・体感することができないので、建築主とイメージを共有することが最も大変な課題だと感じます。

そのため、模型やCGでイメージを共有するだけでなく、本当に快適な環境になっているか、シミュレーションで丁寧に検証します。時には、部分的に原寸大のモックアップ(試験体)を製作して確認してもらう過程を踏む必要があります。

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