【シゴトを知ろう】エディトリアルデザイナー ~番外編~

進路のミカタ / 2020年3月31日 12時11分

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大学時代のアルバイトがきっかけになり、エディトリアルデザイナーになった鈴木知哉さん。クライアントとのコミュニケーションを大切にしながら、雑誌などの価値を上げるデザインを生み出しています。今回は、エディトリアルデザインならではの魅力や仕事の裏側について、鈴木さんから伺ったお話を紹介していきます。

■美術系専門学校か美術大学で学ぶことが一歩に

―― 業界内にはどんな性格の方が多いですか?

締切がある仕事なので、基本は仕事をコツコツまじめにする方が多いです。皆さん夏休みの宿題はきちんと提出できたタイプではないでしょうか(笑)。また、「もう1mm右」など細かい部分にこだわりを持つ一方で、興味の幅が広く、多角的な視野を持っている方が多いかもしれません。
 

―― 業界内ではどんなキャリアパスがありますか?

高校を卒業して、美術系の専門学校や美術大学に行くケースが多いです。その後は私のようにデザイン事務所に入る道の他、出版社のデザイン部、もしくは編集プロダクションでデザイナーになるパターンもあります。また、他の業種で働いていた人がデザイナーを志望して、この世界に入ってくる場合もあります。

■紙ならではの表現を生かしたデザインができる

―― 業務をされてから、一番驚かれたことは何ですか?

印刷物ならではの表現の仕方があると知って、驚きました。例えば、紙の表面にフィルムを貼って光沢を出す「PP加工」や、文字の部分に金箔などを圧着して高級感を出す「箔押し加工」などは、質感や手触りなどを含めたデザインを可能にしてくれています。

あとは、意外と体力とメンタルの強さが求められる点ですね。締切が近づき、追い込まれた状態でも、良いものをつくっていかなければいけないのがこの仕事の特徴です。

―― 業界や職務内での、一般人が知らない業界用語はありますか? 

たくさんありますね。印刷に関わる用語が多いです。紙面のうち、実際に文字や写真などが印刷される範囲のことを「版面(はんづら)」と読みます。それ以外の余白に配置されることが多いのが「ノンブル」。ページ番号のことです。フランス語で「数」を表す「nombre」という言葉に由来していると言われています。

■自分の制作物を疑い、良いデザインを追求する

―― 業界内の横のつながりはありますか?

横のつながりは多いと思います。雑誌制作では他のデザイナーとチームで仕事をすることもあり、そこで関係を築いていくことが多いですね。また、編集者やイラストレーターとのつながりもあります。「イラストレーター仲間がデザイナーを探しているよ」と声をかけてもらって、仕事につながったこともありました。

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