【シゴトを知ろう】テーマパークスタッフ ~番外編~

進路のミカタ / 2020年4月16日 12時5分

写真

お客さまの安全を守りながら、非日常を演出してくれるテーマパークのスタッフ。富士急ハイランドのアトラクション部門で働く原田真弥さんに伺ったお話から、知られざる業界の常識など、お仕事の舞台裏を「番外編」としてお送りします。

■アトラクションの運転は、社内免許が必要

―― 業界内にはどんな性格の方が多いですか?

本当に個性豊かで、いろいろな性格を持った人がいます。どちらかというと、元気で自己主張をはっきりできる人が多いと思います。

一方で、穏やかな性格のスタッフもいます。例えばチケット売り場などでは、そうした優しくて丁寧なスタッフのほうが、お客さまのアンケートでも高評価を得ています。テーマパークには、物販や飲食などさまざまな職種があるので、それぞれの個性が生かせるはずです。

―― 業界内ではどんなキャリアパスがありますか?

当社の場合は、高校や大学を卒業してすぐに入社するか、私のように中途採用で入ってくるスタッフもいます。また、アルバイトとして勤務し、社員登用制度を使って正社員として採用されるパターンもあります。

私が担当しているアトラクション部門で言うと、新人スタッフはまず誘導や安全確認の基本を学び、独り立ちします。そこからアトラクションの運転を志す人は、はじめに難易度の低いアトラクションで社内免許を取得することになります。

教育担当と一緒に業務に入り、始業や終業時の点検方法、運行の仕方、非常事態への対応法などを習得。技術や整備、安全などを担当する各部署の管理職全員が見守る中で試験を行い、合格すれば晴れて運転を許されます。少しずつ運転できるアトラクションを増やし、キャリアを積んでいきます。

■コースターが上っているときの音の正体は?

―― 業務をされてから、一番驚かれたことは何ですか? 

初めてこの業界で働いたのは、大学生のときにアルバイトした都内のテーマパークです。そのときびっくりしたのは、普段乗っていたジェットコースターの「裏側」を目にしたことでした。

車両を守るため、ジェットコースターにも「車庫」があり、一日の営業を終えると車庫へと格納されます。また、「オーバーホール」という分解整備を定期的に行います。1両ずつクレーンで持ち上げて、大型トラックに載せて工場まで運ぶ様子は壮観でした。


―― 一般人が知らない業界の常識はありますか?

皆さんがジェットコースターに乗っているとき、「カンカンカンカン」という音を聞いたことはありませんか? 高いところへゆっくり上っているときに、レールのあたりから聞こえると思います。これは、レールと並行して敷設された「逆走防止レール」と、車両下部についている「逆走防止フック」が当たる音です。

万が一上り区間でコースターが動力を失い、逆走しそうになっても、フックが逆走防止レールに引っかかり、停止できる仕組みになっています。この「カンカン」という音は、その仕組みがきちんと機能している証拠です。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング