【シゴトを知ろう】空間デザイナー ~番外編~

進路のミカタ / 2020年6月19日 12時12分

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空間デザイナーとして、オリジナルウエディングの会場装飾や、オフィス移転時のレイアウト考案・企業ロゴの作成まで、マルチな活躍を見せる大巾博史さん。この業界で働いて知った驚きの事実や、よく読む本・勉強していることなどを、番外編としてご紹介します。

■その場にいるだけで「心地いい」と感じられる空間を作りたい

―― 空間デザインの仕事において、大巾さんならではのこだわりはありますか?

デザインというのは緻密な設計を積み上げる作業で、ロジカルな面が大きいものです。しかし、私はそこにもっとアートの要素を入れていきたいと考えています。空間デザインであれば、その場にいるだけで「心地がいい」と感じていただけるような、人の感性にダイレクトに訴えかける空間を作り上げたいと思っています。

以前、ある企業の社内イベント会場の装飾を依頼されたことがあります。真っ赤な太陽が昇る様子をフラワーアートで表現し、大変ご好評をいただきました。一目見ただけで「きれい」「美しい」と感じてもらえるような胸を震わす空間を、これからも作り続けていきたいです。

―― この仕事をして初めて知った驚きのエピソードはありますか?

結婚式に仕事として携わると、現在でも、伝統的なしきたりなどがこんなにも強く根付いているのだと気づき、驚きました。もちろん、良き伝統や文化を継承することも大切なことです。一方で、本質的なところを受け継ぎながら、新しいものを取り入れ、お二人らしいオリジナルウエディングでお祝いするという考え方もだいぶ広まっているのではないかと思っていたのですが、あらゆる人に受け入れてもらうには、その想いをもう少し丁寧に説明する必要がありそうだということが分かりました。

以前、公園でガーデンウエディングを挙げたいと考えている新郎新婦からご相談を受けたことがありました。しかし、地元の名士である新郎のお父様が、伝統ある結婚式場かホテルでの挙式を望んでいるとのこと。新郎新婦の思いを叶えるべく、私も新郎新婦と一緒にご実家へと出向いてお父様に説明をし、新郎新婦もご家族も納得していただいた上でガーデンウエディングを開きました。

■人の幸福度とデザインの相関関係に注目

―― 今の仕事に就いてから、意識して勉強していることはありますか?

今は特にビジネスとアートの関わり合いや、デザインが人間に与えるポジティブな影響について興味があり、会社の仲間と意見交換したり、本を読んだりしています。心理学や社会学の分野の本を読むことも多いです。人がどうしたら幸せになるのかを研究した「幸福学」という学問も確立しつつあり、人の幸福度とデザインの相関関係の研究について、今後も注目していきたいです。

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