入院リスクへの最強コンビ「高額療養費制度+限度額適用認定証」って?

Woman Money(ウーマンマネー) / 2014年8月2日 13時0分

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医療費が高額になった時に助かる”高額療養費制度”とともに、知っておくともっと助かる”限度額適用認定証”という制度があります。

今回はファイナンシャルプランナーの筆者がこの制度について詳しく説明させていただきたいと思います。

■かかった医療費は全額自己負担となるわけではありません!

一般的な所得のサラリーマンなら、医療費の自己負担限度額が80,100円を超えた場合、約80,000円の自己負担になります。

たとえば、ある月の医療費が500,000円、自己負担額(3割)が150,000円だったとしたら、67,570円(※)については後から戻ってくるというわけです。

※一般所得(70歳未満)の場合、自己負担限度額は“80,100円+(医療費-267,000円)×1%”なので、この場合の自己負担限度額は82,430円となります。

但し、この67,570円は自身が申請したのち、後から払い戻されるわけであって、一旦は150,000円を医療機関の窓口に支払わなければなりません。つまり、一度は自己負担分(3割)全額を立て替えなければならないということです。

となると、いくら申請さえすれば後から戻ると言っても、一旦は自分で150,000円を用意しなければならないのは、やっぱり負担が大きいと感じられるかもしれませんね。

また、一旦自分が負担した分が払い戻されるには3カ月以上の時間がかかるようです。そのため、高額療養費支給見込額の8割相当額を無利子で貸付する”高額医療費貸付制度”という制度もあるようですが、現在は”限度額適用認定証”という便利な制度ができていますので、こちらを利用する方が良さそうです。

■あらかじめ”限度額適用認定証”を提出しておけば、自己負担限度額のみの支払いでOKに!

医療費が高額になることが事前にわかっている場合には”限度額適用認定証”を医療機関の窓口に提示しておきましょう。

そうすれば、自己負担限度額(一般的な所得の場合、約80,000円)以上を支払う必要はなくなるのです! もちろん後で申請するなどの手間暇も省けるので一石二鳥ですね!

 この申請書は協会健保の加入者であれば全国健康保険協会のホームページからダウンロードすることも出来ますし、国民健康保険の方であれば市役所の窓口で発行を依頼出来ます。

■有効期間は1年、家族が請求してもOK!

限度額適用認定証の有効期間は、申請書を受け付けた日の属する月の1日(資格を取得した月の場合は資格取得日)から最長で1年間の範囲となりますので、注意が必要です。

また、ご自身が申請できなければ、家族が代わりに行うことも出来ます。

なお、70歳以上75歳未満の人はこの限度額適用認定証がなくても、”高齢受給者証”を提示すればいいことになっていますので、わざわざ申請する必要はありません。

いかがでしたか?

家族の万が一の時に心強い”高額療養費制度” と ”限度額適用認定証”。この2つの制度があることを知っておけば、不安ばかりが先だって高額な保険料を払うということが少なくなるのではないでしょうか。

こんな制度があることを知らなかったばかりに、高い保険料を払って医療保険に入り、損してしまったということのないようにしていただきたいと思います。

(田辺美穂)

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