行く前に知っておきたい!海外で病気になったら医療費はどうなる?

Woman Money(ウーマンマネー) / 2014年12月7日 8時14分

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今年から来年にかけての年末年始は長いところでは9連休となりそうです。このお休みを利用して家族で海外旅行を計画されているママさんも多いことかと思います。
楽しみな海外旅行ですが、もしも海外で急に病気やけがをして病院に行ったとしたら治療費はどうなるのでしょうか?
そこで、海外旅行での治療費について、社会保険労務士の筆者がご説明します。

■そもそも日本の医療制度はどういう仕組み?

私たちが普段病院に行ったときは『健康保険被保険者証』を医療機関の窓口に提出します。これによって私たちは実際にかかった医療費の3割を負担することで治療を受けることができます。

3割の負担で治療が受けられるのは日本という国が『国民皆保険制度』だから。全員が何らかの『健康保険制度』に加入しているので、3割の負担で治療が受けられるのです。窓口で千円を支払ったときには実際は3千円強の治療費がかかっていることになります。

■海外で病院に行ったら全額負担!?

海外旅行でもしも急に病気になって医療機関で治療を受けたとしても当然のことながら日本の『健康保険被保険者証』は使えません。かかった医療費全額を支払うことになります。

……と、ここまで読まれてびっくりされたママさんも多かったかもしれませんが、実は健康保険には『海外療養費』と呼ばれるものがあります。

帰国後に“療養費支給申請書”“診療内容証明書”“領収明細書”“領収書の原本”を、加入している健康保険に提出することにより、治療費の7割を払い戻してもらえることになります。

但し、気をつけたいことがあります。

それは、海外で支払った治療費の7割が必ずしも払い戻されるわけではないからです。

海外で治療費が10万円かかったとします。同様の治療を日本で受けた場合の 治療費が8万円だったとしたら、安い方の治療費の7割が払い戻されるということになるので、実際払い戻されるのは海外でかかった治療費の10万円の7割で はなく、この場合日本の治療費の8万円の7割の5万6千円となります。

また、支給額の算定は支給決定日の外国為替換算率(レート)が用いられ、“診療内容証明書”と“領収明細書”には日本語の翻訳も必要となります。

いかがでしたか?

海外で病気やけがになるとあわててしまうかもしれませんが、冷静に対処するようにして下さいね。くれぐれも病院で貰う書類は紛失しないよう注意しましょう。

楽しいご旅行を!

(中村真里子)

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