福士蒼汰、菜々緒との“禁断の恋”に「不安はない」生と死に向き合う覚悟<「4分間のマリーゴールド」インタビュー>

モデルプレス / 2019年9月19日 6時0分

「4分間のマリーゴールド」で主演を務める福士蒼汰 (C)TBS

【モデルプレス=2019/09/19】10月スタートのTBS系新金曜ドラマ「4分間のマリーゴールド」(毎週金曜よる10時~)で主演を務める福士蒼汰にインタビュー。手を重ねた人の「死の運命」が視えてしまうという特殊な能力を持ち、菜々緒演じる義姉と恋に落ちるという禁断のラブストーリーに挑む思いを聞いた。

◆切ない禁断の恋愛描く「4分間のマリーゴールド」

同作は、小学館の新人コミック大賞(青年部門)で大賞を受賞したキリエによる同名漫画を実写化した作品。福士演じる、手を合わせると人の最期が視えてしまうという特殊な能力を持つ救急救命士・花巻みことと、菜々緒演じる命の期限が1年後に迫った義姉・沙羅との禁断の恋を描く。

2人と一つ屋根の下で暮らす花巻家の兄弟役として、桐谷健太・横浜流星という豪華俳優陣も出演。

これまでさまざまな話題作に出演し、好青年から悪役まで巧みに演じ分けてきた福士が、本作では「禁断の愛」と「変えられない運命」に立ち向かう救命士役で新境地を開拓することも見どころだ。

◆“手を重ねた人の「死の運命」が視える”みことについて

― この役が決まった時のお気持ちを教えてください。原作を読んだ感想はいかがでしたか?

原作はエピソードごとに涙しながら読みました。3巻しかないのですぐに読めるかと思ったのですがすごく引き込まれて、こんなに心が苦しくて、愛を感じる作品というのは久々でした。この作品は“他の誰でもなく自分がやりたい”と強く思いました。

― 人の最期が視えるという特殊なキャラクターを演じるにあたって考えたことは?

自分にももしその能力があったら、みことと同じように、どう運命に抗えるのかということを考えると思います。好きな人が死んでしまうという状況を目の当たりにしたら、自分が身を挺してでも助ける方法を考えると思いますし、そこはみことにとても共感できました。

― 「生と死について深く考えた」というコメントもされていましたね。

はい。みことは人の最期が視える能力があって、そして目の前に死ぬかもしれない人がいる救命士でもある。最期が視える能力が無くても、救命士の方っていつもそういう思いでいると思うんです。目の前の人を生かすことができるかは自分次第という存在ですし、そういう意味では言葉で表しづらい大事なものがあると思いました。

救急車を呼んで到着した時、身内の人たちにとっては救命士がまず救いの神様のような存在に見えていると思うんです。救命士の方々が命を継ぐ作業というのは、すごく感慨深いものがあると感じました。

― 救命士の役作りや準備はどのようなことをされているのですか?

自分は中学校のときに、上級救命講習を受けてAEDの使い方や、胸骨圧迫の方法を習ったことがあるんです。忘れてしまっていたこともあったので、もう一回勉強しようということでキャストのみなさんと講習を受けました。

中学校の時にやったAEDの使い方だけでなく、救命士としての専門的な動きも習ったのですが、無駄がなくてすごくカッコよかったんです。3人1組でやるのですが、移動している間もずっと心臓マッサージをしていなきゃいけないので、人工呼吸する人と、心臓マッサージをする人が交互に変わっていったり。「4分間のマリーゴールド」の“4分間”という長さも、救命における生死を分かつタイムリミットを意味しています。救命士の勝負の時間でもあって、その部分も物語で大きな意味があると思います。

目の前の死ぬかもしれない人を助ける、病人と命をつなぐ役割なので、特殊ですし、中途半端な気持ちでやっている人はいないと思います。だからこそ真剣に救命士という職業と向き合っている姿を見せていけたらと思います。

◆久々の本格ラブストーリー ヒロイン・菜々緒の印象は?

― 本格的なラブストーリー作品は久々ですが、難しさ・不安などは感じていますか?

不安は特にありません。相手が菜々緒さんということに関しては、意外性も感じましたし、「あ、なるほど」と納得もできました(笑)。天真爛漫で、太陽みたいな存在の役柄を菜々緒さんが演じるのも見てみたいと思いましたし、それを視聴者の方が喜んでくれる姿がイメージできたので心配はしていないです。

― 初共演の菜々緒さんの印象は?

すごくはっきりしていて、自分の好きなもの、嫌いなものが明確で、自分のことを理解されている方だなという気がします。沙羅というキャラクターと照らし合わせてみても、違和感はありません。

― 菜々緒さんはラブストーリーのヒロイン初めてということですが、引っ張っていこうという気持ちなどはあるのでしょうか。

ないです(笑)。恋愛作品で“引っ張っていく”ということは特に。アクション作品とかだったらそういう関係性もあるかもしれませんが、恋愛作品は人間ドラマなので、今まで感じてきたことを映像を通して出せればいいなと思っています。

― 恋愛ドラマを演じる時の心構えがあれば教えてください。

人と人の心の交わりの中で、そこに嫉妬が生まれたり、苦しみが生まれて、でもやっぱり最後に助けてくれるのは愛…といった一種の普遍性があると思うので、「好き」という気持ちを大切に演じるというのは意識しています。

― 相手のことまで役を研究したりはしますか?

いえ、相手の役のことは考えないです。やっぱり恋愛って、相手がどう考えてるか分からないから、恋愛になっているのかなと思いますし。一方通行だと思っていたら本当は両想いだったり、両想いだと思っていたら一方通行だったり、純粋な恋だと思っていたら他人の恋をぶち壊してしまう恋だったりとか、恋愛って、相手が本当に思っていることが分からないからこそ葛藤が生まれたり苦しみが生まれたりすると思うんです。そういう面白さは、自分が演じる上でも持ってていいのかな、と思います。

― 今回演じるみことは福士さんと同年代ですが、恋愛作品を演じる上で、役の年齢などは影響してきますか?

自分より下の年齢を演じる方が楽かもしれません。上はまだ経験していない年齢を演じるということなので、おそらく自分が30代の恋愛をしろと言われたら、まだ分からないような気がします。逆に、例えば高校生とかであれば、自分が経験したことを思い出す作業になってくるので、近い年齢か年下の方が演じやすいと思います。

― 今回は義理のお姉さんとの“禁断の愛”でもありますが。

“禁断の愛”というと“先生と生徒”のような関係を思い浮かべますが、今回は義理の姉ということで血が繋がっていないので、禁断とも言えるし、これだけ素敵な人が目の前にいて一緒に暮らしていたら、好きにならない方がおかしいという気持ちも分かります。そういう意味では、みことの恋心は理解ができる気がします。

◆“兄弟役”桐谷健太・横浜流星の印象 楽しみにしているシーンは?

― 4兄弟の絆も見どころになってくると思いますが、共演者の皆さんの印象はいかがですか?

先ほど桐谷さん、横浜くんとお会いしたのですが、とてもキャラクターに合っていると思いました。桐谷さんは「とにかく喋るから」とおっしゃっていて、みんなをまとめながら、俯瞰して見て盛り上げてくださる姿がお兄ちゃんっぽいな、と。横浜くんは一番年下なので、あまり喋らず、でもみんなの様子を見ている様子が弟の藍っぽいな~という感じがしました。いい雰囲気でできそうだな、という印象は受けました。

― 楽しみにしているシーンはありますか?

桐谷さん演じる廉兄の友達の、広洋という人物が出てくるのですが、犬が死ぬかもしれないという時に彼が言うセリフが好きなんです。死んでしまうと分かっているからどう行動するかではなくて、いつ死ぬか、どうなるか分からない世の中だからこそ、今思っているこの瞬間に行動することが大事という思いがすごく感じられて、そのセリフがすごくこの作品を物語っているような気がして、楽しみにしています。本当に早く聞きたくて、今から待ち遠しいです。

― 制作陣にはヒットメーカーの皆さんが揃っていますが、何か作品についてお話はしましたか?

台本を受け取って、監督やプロデューサーさんのやりたいことがすごく伝わってきたので、その確認作業という感じです。原作よりドラマの方が、「目の前の人が死んでしまうという状況に抗いたい!絶対に変えるんだ」という気持ちが強いような気がしています。

― 最後に、視聴者の方にメッセージをお願いします。

心がキュンとするような、ともすれば、引き裂かれるような、“キュン”としたり“ギュン”としたりする作品です。自分自身もすごくきれいな気持ちになったので、そういう心を感じてくださったら嬉しいです。命の大切さや、今どういう行動をすればいいのかなどを考えるきっかけになればと思います。

― ありがとうございました。

◆「4分間のマリーゴールド」

救急救命士として働く花巻みことには、手を重ねた人の「死の運命」が視えるという特殊な能力がある。これまでに視た「死の運命」は、どれだけみことが手を尽くそうとも必ず現実になってしまうのだった。そんなみことが抱えるさらなる重い事実――それは最愛の義姉・沙羅が1年後にこの世を去るという「死の運命」を視てしまったこと。一つ屋根の下に暮らす義姉である沙羅を愛してしまったみことは、あと1年、沙羅の幸せのために尽くすことを心に誓う。

「死の運命」を視てしまった人に対して、自分は何をするべきか? 自分が生まれてきた意味とは何か? 救命士であるのに、命を救うことができないみことは、何を決断し行動するのか?

「生」と「死」と向き合う救命士・みことと、悲しい運命を背負う沙羅の純粋すぎる禁断のラブストーリー。

※タイトルにある「4分間」の意味とは?

救命における生死を分かつタイムリミットは「4分間」と言われている。人間は呼吸が停止してからすぐに心肺蘇生を行わなければ、命が助かる可能性は2分で90%、3分で75%、4分で50%、5分で25%・・・と分刻みに低下していく。そのため、呼吸が停止してからの4分間が救急救命士にとっての正念場であり、本作の主人公・みことにとっても、人の命を救えるかを左右する重要な時間である。(modelpress編集部)


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