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UUUMらクリエイター事務所3社「誹謗中傷対策検討分科会」設置 脅迫行為・ストーカーなどの具体的措置を公表

モデルプレス / 2024年5月22日 14時27分

加藤卓氏(カバー株式会社執行役員管理本部長)、麓貴隆氏(ANYCOLOR株式会社ライバーマネジメント部執行役)、竹川洋志氏(UUUM株式会社アライアンスユニット統括)、山口真一氏(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター准教授)、梅景匡之氏(UUUM株式会社 代表取締役)(C)モデルプレス

【モデルプレス=2024/05/22】人気クリエイターやVTuberらが所属するUUUM株式会社、ANYCOLOR株式会社、カバー株式会社の3社が「誹謗中傷対策検討分科会」の設置を、賛同企業とともに共同発表。22日、メディア向け説明会「悪意のある誹謗中傷には断固たる措置を」を開催した。

◆UUUM・ANYCOLOR・カバー、3社が誹謗中傷対策検討分科会を設置

日本のクリエイターエコノミーを普及・促進する、一般社団法人クリエイターエコノミー協会は、インターネット上の誹謗中傷の深刻化が社会問題となり、発信者情報開示請求の迅速化としてのプロバイダ責任制限法の改正、悪質な誹謗中傷対策としての侮辱罪の厳罰化などが進む中、業界の垣根を越えて連携し民間主導の誹謗中傷対策を推進するため、多様なステークホルダーが参画する「誹謗中傷対策検討会」を2023年6月28日に設置した。

クリエイターエコノミー協会 代表理事 /UUUM株式会社 代表取締役を務める梅景匡之氏の発表によると、検討会はこれまで誹謗中傷対策として、YouTubeが取り組む啓発キャンペーンへの協力や、誹謗中傷対策フォーラムの実施といった取り組みを行い、誹謗中傷する加害者は、明確な悪意がある加害者、明確な悪意がない加害者と大きく2パターンであることが見えてきたという。この明確な悪意がある加害者への対策は、啓発キャンペーンだけでは不十分であるという課題をもとに、所属クリエイターの誹謗中傷対策に通報窓口や対策チームを設置して取り組んできたUUUM株式会社、ANYCOLOR株式会社、カバー株式会社の3社で構成される分科会を設置し、明確な悪意がある加害者からクリエイターを守るための取り組みを行うと発表した。

◆UUUM・ANYCOLOR・カバー、具体的な対策発表

さらに、分科会を構成する3社がこれまで行ってきた取り組みを発表。UUUM株式会社アライアンスユニット統括・竹川洋志氏によると、同社は2020年「誹謗中傷および攻撃的投稿対策専門チーム」を設置。脅迫行為、ストーカー行為、プライバシー侵害行為など具体的な類型別に対応しており、相談/通報の件数1343件に対して287件に対応。投稿の削除率は53.8%だったのに対し、2023年には89.7%まで上昇し、効果がみられていると伝えていた。

ANYCOLOR株式会社ライバーマネジメント部執行役・麓貴隆氏も、同社に2020年「攻撃的行為及び誹謗中傷行為対策チーム」を設置し、2022年にカバー株式会社と共同声明を発表。法的対応の実施、ライバーが法的請求を行う場合のサポート、通報フォームの設置・運用、誹謗中傷根絶に向けた啓発活動といった具体的な活動を行っていると報告した。カバー株式会社執行役員管理本部長・加藤卓氏は、2020年より社内の担当部署及び社外の弁護士と連携し、社外からの通報窓口設置などによる情報収集、悪質な書き込み、海外タレントに対する迷惑行為、悪質なまとめサイトなどへの法的措置を取るなど対応を進めていると発表していた。

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