1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 映画

山田孝之×仲野太賀、W主演で“幻のプロット”映画化「十一人の賊軍」公開決定

モデルプレス / 2024年5月27日 8時0分

山田孝之×仲野太賀「十一人の賊軍 」ビジュアル(C)2024「⼗⼀⼈の賊軍」製作委員会

【モデルプレス=2024/05/27】俳優の山田孝之と仲野太賀が、11月1日公開の映画『十一人の賊軍』でW主演を務めることが発表された。

◆山田孝之&仲野太賀、W主演「十一人の賊軍」

『日本侠客伝』シリーズ(64年~)、『仁義なき戦い』シリーズ(73年~)などを手掛け、東映黄金期の礎を築いた脚本家・笠原和夫が1964年に執筆した幻のプロットが、60年の時を経て映画化。⽇本アカデミー賞優秀脚本賞、さらに勲四等瑞宝章を受章している笠原は、脚本を通じてその時代の反骨精神や都合によって変わる正義に抗う⼈物を数多く描き、昭和の映画業界を牽引した。その巨匠が手掛けたプロットを、企画・プロデュースの紀伊宗之と白石和彌監督、脚本の池上純哉たち平成ヤクザ映画の金字塔『孤狼の血』チームが受け継ぎ、令和に新たな集団抗争劇が誕生する。

主演には『凶悪』、『闇金ウシジマくん』シリーズで苛烈な役を演じ抜き、ドラマ『全裸監督』『忍びの家 House of Ninjas』では国内だけでなく、海外でも注目を浴びる山田と、『すばらしき世界』、『四月になれば彼女は』などに出演し、2026年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」の主演が決定した仲野が抜擢された。2018年公開の映画『50回⽬のファーストキス』以来の共演となる2人が再び肩を並べ、死と隣り合わせの戦場を我武者羅に駆け抜ける。

◆権力への壮大なアンチテーゼに挑戦

舞台は1868年「鳥羽・伏⾒の戦い」を皮切りに、15代将軍・徳川慶喜を擁する「旧幕府軍」と、薩摩藩・長州藩を中心とする「新政府軍=官軍」で争われた戊辰戦争。明治維新の中で起きた内戦であり、江戸幕府から明治政府へと政権が移り変わる激動の時代である。その戦いの最中、新発田藩(現在の新潟県新発田市)で繰り広げられた歴史的事件・奥羽越列藩同盟軍への裏切り=旧幕府軍への裏切りのエピソードをもとに、捕らえられていた11⼈の罪⼈たちが「決死隊」として砦を守る任に就く。

笠原は「勝てば官軍、負ければ賊軍」という言葉の通り、勝った方が全て正しく、勝敗によって善悪が決まるのが当たり前の時代に「果たして勝つことだけが正義なのか?」と一石を投じるべく、憎き藩のために命をかけて砦を守らなければならない罪⼈たちの葛藤を構想した。しかし当時の東映京都撮影所所長・岡田茂は物語の結末が気に入らずボツに。怒りに狂った笠原は350枚ものシナリオを破り捨ててしまい、日の目を見ることのないままとなってしまったが、笠原が描こうとしたドラマは今まさに日本が抱えている社会問題とシンクロすると確信した現代の東映が企画・映画化。映画業界に鋭く斬り込む『孤狼の血』チームが旗を揚げ、山田×仲野と権力への壮大なアンチテーゼに挑戦する。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください