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2025年度後期朝ドラ「ばけばけ」制作決定 松江の没落士族の娘・小泉セツがモデル、ヒロイン&相手役はオーディションで決定

モデルプレス / 2024年6月12日 11時16分

NHK外観(C)モデルプレス

【モデルプレス=2024/06/12】NHKは12日、2025年度後期(大阪制作)連続テレビ小説の「ばけばけ」の制作が決定したことを発表。第113作目の連続テレビ小説は、松江の没落士族の娘・小泉セツがモデルの物語を描く。

◆2025年度後期連続テレビ小説「ばけばけ」

外国人の夫・ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と共に、「怪談」を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心の物語に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語を届ける。実在の人物である小泉セツ(1868―1932)をモデルとし、大胆に再構成、 登場人物名や団体名などは一部改称して、没落士族の娘・松野トキをヒロインにフィクションとして描く。

本ドラマは「化ける」物語。同局は、タイトルに込められた思いとして「急速に近代化が進む明治の日本は、人々の暮らしや価値観がどんどん『化けて』いきます。その中で取り残された人々の思いは、時に怪談という物語に形を変え語り継がれてきました。それと同じように、うらめしかったトキの世界も、いつしか、かけがえのないすばらしいものに『化けて』いくのです」と説明した。舞台地は、ヒロイン・トキが生まれ育つ島根県から。その後、ヒロインの人生が進むにつれて、舞台地も熊本など各地に移り変わっていく。

脚本はふじきみつ彦氏が担当。「何も起きない物語を書いています。人生、光もあれば影もあると言いますが、人生って光でも影でもないところがほとんどだなぁというのが僕の実感です。キラキラしているわけではないけど影というほど暗くもない、取り立てて人に話すほどでもない他愛もない時間。そんな光でも影でもない部分に光を当てる朝ドラを書いてみたい。今回のモデルである小泉セツさんのことを知ってそういう考えに至りました。セツさんは特別なことを成し遂げたりとてつもない夢を叶えたりした人ではありません。少し変わった、しかし何気ない日常を送った、言ってみれば普通の人かもしれません。だけど、だからこそ愛おしいのです。『夢は○○だけん!(島根言葉)」なんて一度も叫ばない朝ドラですが、好きになってもらえたら嬉しいです」とコメントを寄せた。

ヒロインと、その相手役となる外国人英語教師の役は、いずれもオーディションを開催し決定する予定。(modelpress編集部)

◆物語

明治時代の松江。松野トキ(まつの・とき)は、怪談話が好きな、ちょっと変わった女の子。松野家は上級士族の家系ですが、武士の時代が終わり、父が事業に乗り出すものの失敗。とても貧しい暮らしをすることになってしまう。世の中が目まぐるしく変わっていく中で、トキは時代に取り残されてしまった人々に囲まれて育ち、この生きにくい世の中をうらめしく思って過ごす。

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