Mrs. GREEN APPLE大森元貴、公開停止の新曲「コロンブス」MV制作意図を説明「懸念を当初から感じておりましたが」
モデルプレス / 2024年6月13日 17時56分
【モデルプレス=2024/06/13】Mrs. GREEN APPLEの大森元貴が13日、バンドの公式サイトを通じて、新曲「コロンブス」のミュージックビデオの制作経緯を説明した。
◆大森元貴、MV公開停止「コロンブス」制作意図説明
同日、Mrs. GREEN APPLEの所属レーベル・EMI Recordsと所属事務所・Project-MGAが共同で制作したというミュージックビデオについて「歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていたため」と公開を停止することを報告した。そのミュージックビデオは、大森たちが類人猿を教育したり馬車を引かせたりする描写があり、コロンブスは大航海時代にアメリカ大陸を発見した探検家として知られる一方で、先住民を制圧し奴隷制を導入した人物としても捉えられていることから、これらの描写はふさわしくないのではないかとSNS上で問題視する声が上がっていた。
これを受け大森は、同曲のミュージックビデオを制作の経緯を説明。「年代別の歴史上の人物」「類人猿」「ホームパーティー」「楽しげなMV」のキーワードを初期構想として提案したといい、「類人猿が登場することに関しては、差別的な表現に見えてしまう恐れがあるという懸念を当初から感じておりましたが、類人猿を人に見立てたなどの意図は全く無く、ただただ年代の異なる生命がホームパーティーをするというイメージをしておりました」と懸念点はありつつも、差別的な表現を意図したわけではないことを説明した。
また、スタッフと懸念点についての確認も行いながらミュージックビデオを作っていったといい「決して差別的な内容にしたい、悲惨な歴史を肯定するものにしたいという意図はありませんでしたが、上記のキーワードが意図と異なる形で線で繋がった時に何を連想させるのか、あらゆる可能性を指摘して別軸の案まで至らなかった我々の配慮不足が何よりの原因です」と伝えた。
ミュージックビデオの意図について「歴史的時間軸は存在せず、類人猿も人の祖先として描きたかった。そして時間の垣根を越えてホームパーティーをする」と説明。「ただ、ある事象を、歴史を彷彿とさせてしまうMVであったというご指摘を真摯に受け止め猛省しております」と反省をつづった。
最後に「この度は本当に申し訳ございませんでした。以後このようなことが無いよう、細心の注意を払い、表現することに対して誠実に、精進してまいりたいと存じます」と改めて謝罪した。
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