「アンチヒーロー」続編の可能性は?最終回で真犯人明かさなかった理由をプロデューサーが説明【飯田和孝P囲み取材Vol.3】
モデルプレス / 2024年6月16日 22時19分
【モデルプレス=2024/06/16】16日に最終回を迎えたTBS系日曜劇場「アンチヒーロー」(毎週日曜よる9時~※最終回は25分拡大スペシャル)。同作を手掛ける飯田和孝プロデューサーがモデルプレスら報道陣の取材に応じ、キャストの裏話、続編の可能性についてまでたっぷりと語った。<飯田和孝P囲み取材Vol.3/※ネタバレあり>
◆長谷川博己主演「アンチヒーロー」
本作は「弁護士ドラマ」という枠組みを超え「殺人犯をも無罪にしてしまう」“アンチ”な弁護士・明墨正樹(長谷川博己)が視聴者に「正義とは果たして何なのか?」「世の中の悪とされていることは、本当に悪いことなのか?」を問いかける、前代未聞の逆転パラドックスエンターテイメント。
◆白木(大島優子)の意味深な表情の真意は?
第9話で、“裏切り者”として描かれ視聴者に衝撃を与えた白木凛(大島優子)について、飯田Pは「視聴者のみなさんが『これは絶対に作戦だ』と裏を読んでいろいろ議論してくださっていて面白いなと思いましたが、『そう信じたい』というお言葉を受け、信じたいということは、“やっぱり仲間であってほしい”とキャラクターに対する愛着を持ってくれているのかなと感じて嬉しかったです」と言葉に。
一方、白木が時々意味深な表情を見せたカットについて「赤峰や紫ノ宮(堀田真由)にだんだん嫉妬心が芽生えてきていたというのも事実だったので、裏切りを立たせるための表現として狙い通りだったと思います」と話していた。
◆長谷川博己&野村萬斎、役とシンクロしていた関係性
また、検事正の伊達原泰輔(野村萬斎)については「完全懲悪像で倒される敵というよりは、人間味やどこか悲哀のある様を伊達原に出したくて、萬斎さんなら表現していただけるのではないかと思ってキャスティングさせていただきました」と萬斎の起用理由を明かしたうえで、「そこにプラスアルファとして、長谷川さんが萬斎さんの舞台に出演していたり、『シン・ゴジラ』で共演したりという2人の関係性が乗っかって『ここまで来い』『いつか俺を暴いてくれ』というような思いが、もしかしたらどこかにあって、役としても、ご本人たちとしてもシンクロしていました」とコメント。また「2人のコミュニケーションを見ていると、言葉数多く語ることはないですが、お互いに感じ取って意思疎通していく掛け合いがあって、それが今回のシーンや役としての関係値を生んでいていたのかもしれない」と語った。
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