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中村アン「恋愛だけというより結婚したい」30代で変化したリアルな結婚観・理想像に迫る【「青島くんはいじわる」インタビューVol.2】

モデルプレス / 2024年6月29日 6時0分

中村:自分が“中村アンです”と世の中に出てきたときは、誰も知らない私を知ってもらう初めの段階だったので仕事に一直線になっていたと思います。少しでも気持ちが揺らぐと一気にガタガタっと崩れてしまうので、どんなときも一つの作品としっかり向き合っています。去年は、舞台(演劇集団Z-Lion「笑ってもいい家」)に挑戦して主演を任せていただけたのですが、そういう座長としての機会が増えていくと「私がブレると皆が付いてこられないな」と感じるので、その期間はより気を引き締めて集中しています。でも私は、オンとオフのメリハリがあることは嫌いじゃないので、休むときはしっかり休みますし、「今は恋愛じゃなくて仕事を頑張らなきゃ」みたいなときもあったので、その瞬間、自分がどこに重きを置いて頑張るのかが大切だと思います。年を重ねると、後悔した経験も後に生かせる瞬間がいっぱいあるので、それは一つの魅力だと考えます。

◆中村アンの結婚観

― 「恋愛と結婚は違う」という考えもありますが、中村さんは恋愛と結婚は分けて考えられますか?

中村:恋愛の先に結婚があったらいいですが、“恋愛だけ”というより、“結婚したい”という心境の変化は年齢とともにあります。20代は恋愛に全然興味がなくて、1人で仕事だけ頑張っていたら楽しいなと思っていましたが、だんだんと1人よりも、この人がいたら楽しいなと思う方がいたら、もっと仕事も頑張れるかもしれないとも思うようになりました。だから結婚は、“そのタイミングで隣にいた人とする”みたいな感じがいいです(笑)。誰かをすごく好きになって…というよりは、“1人でいるより2人でいるとすごく楽しい”と思えて自然とカタチになれたときに結婚したいですね。「俺もそろそろ(結婚)したい年だな」という考えの方と、たまたま出会って一緒にいて楽しかったら1番いいんじゃないかなと思います。

◆中村アンの夢を叶える秘訣

― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、中村さんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。2015年のモデルプレスのインタビューでは「思い続けることと耐えること、待つこと」とお話していますが、約10年経った今だからこその考えはありますか?

中村:そのとき言っていたことは、今もずっと思っています。ただ、この10年ぐらいで執着や諦めないこと、耐えることは良い意味で「まあいっか」と諦めたり手放したりしてもいいのだと学びました。もちろん「ここまでいきたい」「こういうことをやりたい」というマインドは大事ですし思うこともありますが、そこに必死にしがみつくよりかは一旦置いておこうと考えられるようになったり、そうじゃない方に進んでみてもいいのかなと思えたり、少し力を抜けるようになりました。

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