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池松壮亮、石井裕也監督“最新作”で主演 三吉彩花・水上恒司・綾野剛らキャストも解禁【本心】

モデルプレス / 2024年6月21日 8時0分

(上段左から)池松壮亮、水上恒司、仲野太賀、三吉彩花(下段左から)妻夫木聡、田中泯、綾野剛、田中裕子(C)2024 映画『本心』製作委員会

【モデルプレス=2024/06/21】俳優の池松壮亮が、11月8日公開の映画『本心』で主演を務めることが決定。併せて、ほかキャスト7人が発表された。

◆石井裕也監督最新作「本心」

本作の原作は、1999年に『日蝕』で第120回芥川賞を受賞した小説家・平野啓一郎氏が『マチネの終わりに』、『ある男』に続き、2021年に発表した渾身の傑作長編小説。現代人が直面している課題を浮き彫りにし、愛と幸福の真実を問いかける平野文学の到達点となる名作である。

2023年10月公開の映画『月』が同年度の各映画賞を総なめにした石井裕也監督が、日本映画界を牽引する豪華実力派俳優陣集結のもと、本作を映画化。石井が、技術が発展し続けるデジタル化社会の功罪を鋭く描写。今と地続きにある少し先の将来、“自由死”を望んだ母の“本心”を知ろうとすることをきっかけに、進化する時代に迷う青年を映し出す。

AIや仮想空間、日々著しく進化するテクノロジーが日本のみならず世界中を席巻し、生活様式が目まぐるしく変貌していく時代を彷徨う人間の「心」と「本質」を描いた革新的なヒューマンミステリーとなっている。

◆池松壮亮、石井裕也監督と9回目のタッグに

本作の主演を務めるのは、近年ますます活動領域を拡張している池松。時代に置いてけぼりにされた青年・石川朔也を、あえて地に足の着かない不安定な演技で見事に体現。石井監督作品へはこれまで『ぼくたちの家族』や『アジアの天使』など映画、ドラマを合わせ8作品に出演しているが、9作目のタッグとなる今作は、原作を読んだ池松が全幅の信頼を寄せる石井監督に「今やるべき作品」と企画を持ち込み、俳優歴24年にして「気の抜けない脚本だった。こんなに集中した夏は初めて」と語る意欲作である。

池松演じる朔也の母・秋子役には数多くの名作映画に出演してきた田中裕子が扮し、生身/VF(ヴァーチャル・フィギュア)という未知の“2役”に挑戦。石井組初参加となる彼女が圧倒的な存在感を見せつける。そして、成長著しい三吉彩花が、秋子の素顔を知るキーパーソンであり、過去の傷を抱えるミステリアスな女性・三好を好演。彼女が朔也の人生に与える影響とは。

さらに、朔也の幼馴染・岸谷役に水上恒司、最新AIのVFの開発を行う技術者の野崎将人に妻夫木聡、ある出来事をきっかけに朔也に興味を抱くアバターデザイナーのイフィーに仲野太賀、VFの中尾役に綾野剛、リアル(現実)のアバター(分身)として依頼主の代わりに行動する仕事を始めた朔也の依頼人・若松役に田中泯と、それぞれ池松演じる朔也の心情を大きく揺さぶる重要な役どころを担う。(modelpress編集部)

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