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「9ボーダー」川口春奈&新井順子P「着飾る恋」ぶりのタッグで感じたこと 撮影エピソード明かす「誰も控室に戻らなかった」【インタビュー】

モデルプレス / 2024年6月21日 7時0分

◆川口春奈「9ボーダー」は誰も控室に戻らず

― 『9ボーダー』だからこそと胸を張れる、素敵なポイントや作品としての強みがあれば教えてください。

新井:やっぱり3人の姉妹感じゃないでしょうか。前室(撮影の待機場所)って結構広いんですが、いつもぎゅーっとくっついていて。本当にリビングにいる3人みたいな空気感です。

川口:気を遣わなくてよくて、本当に家族っぽいですね。何も話さないときもあるけど、それはそれで苦にならなくて。本当に家族みたいな感じです。

新井:初めは「仲良くなりたい!」と頑張っていたところもあると思いますが、すぐに打ち解けて、そのあとは誰かが無理して仲良くしようということもなく自然体でいられて。あっという間に4か月が過ぎていたので、これは本物だなと。誰か1人でも前室から出て、控室に戻っていればきっとこういう空気感ではなかったのかもしれないですけど。

川口:誰も控室に戻らなかったですね。

新井:男性陣とも仲良かったよね。松下洸平さんはみんなより年上なんですけど、松下さんいじりをしたりとか(笑)。本当に近所の幼馴染みたいな距離感だったよね。

川口:その雰囲気には本当に救われましたね。そういったチーム感が一番の強みじゃないでしょうか。

◆川口春奈「9ボーダー」での成長

― 今作での撮影を経て、お互いに変化したところはありますか?

川口:私は七苗とは立場は違うけど、実年齢が同じということもあって、いろいろなことを学べたと思います。29歳の頑張る女性へのメッセージといいますか、脚本の金子ありささんのセリフもグサグサ刺さって。自分がやりたいことに向かって頑張るというのがいいんだな、それが正解なんだなということを学びました。そして家族っていいなと改めて思いました。

新井:誰かが言っていましたが、年齢はただの数字であって、いくつになっても挑戦できるし、なんだってできる。「もう」とか、「でも」とか言わないで。劇中のセリフでも「もう29歳じゃなくて、まだ29歳」というのがありますが、そういうマインドでいたほうが人生は楽しめるということを学びました。

― 『9ボーダー』はこの先、お2人にとってどのような作品になるでしょうか?

川口:年齢なんてどうだっていいし、自分がやりたいことをするのが正解なんだよというのを教えてもらった作品なので、自分をすごく肯定できた気がします。自分は1人じゃなくて、周りにはいろいろな人がいて、助けてくれる。未来の自分の背中を押してくれる作品になるのではないかと思います。

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