ASTROユンサナ、ミュージカル「愛の不時着」で既存イメージ一蹴「不安とプレッシャーはありました」 自身が守りたい存在とは【インタビュー】
モデルプレス / 2024年7月10日 20時0分
ユンサナ:やっぱり最初のシーンだと思います。ジョンヒョクというと、すごく怖くて肝の座っているイメージがあるんですけど、地雷を踏んでしまった時のちょっととんちんかんなところも観客に面白いと思ってもらいたいと思いました。セリとのエピソードもそこから始まるので、1番記憶に残っています。
― ドラマへの出演経験もあるユンサナさんですが、ドラマとミュージカルで表現方法に違いはありますか?
ユンサナ:ドラマはカメラの前だけで演技をするので、準備時間がたくさんあります。例えば、悲しいシーンを撮る時には、自分がその感情になるまで周囲の方が待ってくれるんです。でも、ミュージカルはそういった状況がすごく短く、早く進んでいきます。早く感情を感じて、早く表現をしなければいけない。それがミュージカルとドラマの違いかなと思います。
◆ユンサナ、話題作への出演に葛藤
― 世界中で話題となった本作のミュージカル版の主人公を演じるにあたって、不安やプレッシャーはありましたか?
ユンサナ:不安とプレッシャーはすごくありました。『愛の不時着』という作品を思い浮かべた時に、このキャラクターを自分がきちんと演じることができるか不安で、最初は出演するかしないか悩んでいたんです。でも、自分自身この作品を楽しく観ていたし、この作品がミュージカルになればすごく面白いんじゃないかと思って挑戦をすることにしました。演じるにあたって、本当にたくさんの研究をしました。僕に対して可愛いイメージを持つ方が多いと思うので、既存のイメージからどのように脱して中隊長の姿を見せることができるか、中隊長は、指示をして命令を出さなければいけない地位にある人なので、声が浮つかないように、しっかり掴めるような、そういった研究もたくさんしました。
― 不安は稽古を重ねるごとになくなっていったのでしょうか?
ユンサナ:そうです。演出家も監督も、僕に若いイメージがあるということで、その部分は皆さん心配していました。本来の僕の姿を完全に消すことはできません。だけど、僕の演技を観て、「そういったジョンヒョクを表現するのも良い」「サナだけのジョンヒョクになった」とおっしゃってくださりました。「ドラマの中に出てくるジョンヒョクと全く同じようにする必要はない」という話も出てきて、徐々にプレッシャーもなくなって、自信を持って表現することができるようになりました。
― ご自身とジョンヒョクに通ずる部分があれば教えて下さい。
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