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中沢元紀&小林虎之介、BLドラマオファーのきっかけは「下剋上球児」の1シーン 鈴木亮平への報告秘話も「総ツッコミされました」【「ひだまりが聴こえる」インタビュー前編】

モデルプレス / 2024年7月24日 17時0分

― お二人とも名前が挙がった鈴木さんには、今作のことを伝えましたか?

小林:主演について話したっけ?

中沢:あなたが急に言い出したんです。

小林:何か言ったっけ?

中沢:亮平さんの誕生日(に会ったときに)。

小林:あー!そうそうそう!しました。

― どのような感じで報告したんですか?

小林:「俺、次主演っすわ」みたいな(笑)。「調子乗ってんじゃねえぞ」と塚原さん(塚原あゆ子監督)と亮平さんと新井さん(新井順子プロデューサー)さんから総ツッコミされました(笑)。たまたま亮平さんと塚原さんに挟まれていた席だったので、その場でお話を聞けたのですが、あれは僕だけの贅沢な席でした。

中沢:僕もそのときにお話をして、その後「ひだまりが聴こえる」の情報解禁のときに、亮平さんがX(旧Twitter)でリポストしてくださりました。

小林:あの情報の広まり方は早かったね。亮平さんの力はすごいなと思いましたし、ありがたかったです。

◆小林虎之介、中沢元紀へ初めて伝えること

― 「下剋上球児」からお互いの印象の変化はありますか?

中沢:良い意味で、最初は子どもだなと(笑)。僕が今の虎の実年齢になって太一を演じるのは無理だと思うので、私生活に太一の考え方を取り入れていることが伝わっていましたし、すごいなと思っています。

小林:「下剋上球児」から圧倒的に芝居が上手くなっていると思っていて。航平の儚さだったり、寂しさだったり、そのなかにある太一への好意だったりを出すことが上手で、涙も毎回出せるんです。僕はバチッとハマらないと涙は出ないので、本当にすごいなと。今初めて言いますが、「もう芝居できねえ」と思っていたくらい劣等感を感じていました。

中沢:毎回涙を出せたのは太一の芝居のおかげで、太一の言葉にエネルギーやパワーがあったので、虎だからこそ出せたものだと思っています。

◆中沢元紀&小林虎之介の夢を叶える秘訣

― 地上波連続ドラマ初主演を叶えたお二人が思う夢を叶える秘訣を教えてください。

中沢:僕自身の経験から言うと、やり続けることだと思います。努力を努力だと思ってはダメだと思って、これは成功するまでの過程だと自分をごまかしながらやってきたので、明るい未来を想像しながらやり続けることです。

小林:夢だと思わないこと。夢と言ってしまうと、遠くて叶わないものを言っているみたいで嫌なんです。僕はできると思ってこの業界に入っていますし、自分を信じて頑張ることが大事だと思います。過去に「夢を持っていて良いね」と言われたことがありますが、「仕事としてやっているのに、何で勝手に夢だと思うんだ」「夢じゃないし」と心の中で思っていました。

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