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“フジロック初出演”オマー・アポロ、5年ぶり来日に喜び 新アルバムの魅力語る「坂本龍一からインスピレーションを受けた」

モデルプレス / 2024年8月6日 17時42分

昔から兄は様々な日本文化に触れていたんだ。イラストレーションとかする関係で、ほとんどがアニメだったけどね。あと漫画もかな。兄は「ZANDOR」という自主制作のアニメを作っていて、彼があらゆる日本のアニメを見せてくれたから、日本のカルチャーにはいつも刺激を受けていたね。人や食べ物、言語、テレビ、エンターテイメント全般に音楽も。音楽に関しては、坂本龍一が特に好きで、僕の最も大きなインスピレーションだよ。『God Said No』は実質的に僕が坂本龍一になろうとしている作品なんだ。

― 坂本龍一さんがお好きだったんですね!素敵なエピソードをありがとうございます。ちなみに、お好きなアニメの具体的なタイトルはありますか?

うーん、全部を言える自信はないけど、『ブラッククローバー』、『呪術廻戦』、『僕らのヒーローアカデミア』とかかな。

― なるほど。また音楽の話に戻すのですが、『God Said No』のタイトルに込めた意図を教えてもらえますか?

僕は宗教を重んじる環境で育ったんだけど、最終的には宗教における共同体的な部分を取り除き、宗教とは個人的なものとして歩むようになって、神様を神聖な一筋の光のようなものとして見つめるようになったんだ。最終的に自分のために用意されるべきものを決めてもらう感じかな。他の計画を持っていて、他の何かが欲しいと思っても神様にノーと伝えられることがアルバム全体のテーマになっているよ。

― 海外のインタビューでは、アルバムを順番に聴くことをおすすめされていましたね。実際に聞いてみると、まるで音楽的な映画体験をしているような、ジャーニーのような感じがしました。こうしたアプローチを取られた理由について詳しく教えていただけますか?

最初の4曲は僕の性格のミックスのような位置付けにしたかったんだ。だから「Less of You」、「Spite」、「Be Careful With Me」のような楽曲を入れていて。それぞれが音楽的に異なる僕の側面を見せている。それで、他の楽曲は、スローなバラード寄りの構成になっているんだ。例えば、「Plane Trees」なんかはそこまでスローではないけど、エモーショナルな1曲になっている。質問してもらった映画的な要素をサンプルしたり、映像を取り入れることは、坂本龍一からのインスピレーションなんだ。音楽が映画とペアリングされているのがとても好きで。だから、実は何か制作する時はいつもテレビを付けて古い映画とか流したりしているんだよね。

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