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「虎に翼」朋一役・井上祐貴「キツかった」星家対立の間で葛藤 伊藤沙莉&岡田将生の“一言”から学ぶこと【インタビュー】

モデルプレス / 2024年8月28日 8時15分

井上:緊張とワクワク、どっちもあります(笑)。それにまだちょっと実感がないというか、不思議な感覚です。僕の出演情報も解禁されていないですし、モニターでは毎シーンチェックしているのですが、繋がったものをまだ観ていないのでどういう感じになるんだろうと楽しみです。

― ここまでの放送で特に印象的だったシーンや好きなキャラクターは?

井上:どのキャラクターも魅力的に描かれているので難しいですが、花岡さん(岩田剛典)ですかね。最初はすごく嫌なヤツだったじゃないですか(笑)。そこからどんどん人間味が出てきて、優しさが溢れ出ちゃっている感じが好きでした。花岡さんの最後のチョコレートの話も僕にはすごく刺さりました。

― 視聴者としては涙が抑えきれない場面でしたね。

井上:本当にそうですよね。とても悲しいけど良いシーンでした。

◆「結構キツかった」朋一としての葛藤と立ち位置

― 朋一も最初はちょっと何を考えているかわからない、目に光がないような役柄ですが、徐々に寅子や航一に心を開いていきます。井上さんは朋一をどのような人間だと考えていますか?

井上:最初はちょっと冷たい子に見えるのですが、それはそういう環境で育ってきたから。でも本当はもっとピュアな男の子なんじゃないかなと思っています。監督と話したときも「朋一は一見そういう冷たい男の子。星家も家族ではあるけど常に人と人の間に薄い壁があるみたいな家なんだ。」とおっしゃっていたのが、僕も理解できました。

冷たい人間になりたくてなったわけじゃなくて、本当は家族として、息子とお父さんとしてもっと関わりたいのにできない。しかもすでにちょっと諦めてしまっている。そんなときに航一さんが寅子さんを連れてきて、寅子さんが掻き乱していくのですが、朋一は寅子さんに出会えて本当に良かったなと僕は思っています。

― 複雑な役柄を演じる上で、役作りで具体的に行ったことはありますか?

井上:複雑な役だからこういう役作りをした、みたいなことは今回はありませんでした。でも法律の勉強をしている子なので、昭和のその時代を生きていたら目にするだろう法律関係のニュースや事件を年代で調べたり、朋一が出ていないシーンで起こっている事件について調べたりして、想像を膨らませていました。

― 確かに、原爆に関する裁判と星家の問題が交互に描かれていく展開となっていますよね。

井上:はい。朋一は裁判には絡んではいないけど、でもきっと把握しているだろうなと。なので僕自身も知っておくことでちょっとでも何か変わるのかなと思い、当時起こったことを知ろうと調べました。

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