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「海のはじまり」中絶巡る描写に「厳しい意見もいただいています」村瀬Pが向き合い続ける理由・「silent」から大切にしているセリフ【インタビューVol.1】

モデルプレス / 2024年9月19日 5時0分

目黒蓮、泉谷星奈「海のはじまり」(C)フジテレビ

【モデルプレス=2024/09/19】Snow Manの目黒蓮が主演を務めるフジテレビ系月9ドラマ「海のはじまり」(毎週月曜よる9時~)を担当する村瀬健プロデューサーにモデルプレスがインタビュー。Vol.1では、様々なテーマを描く上で意識していることなどの質問から、村瀬Pが伝えたい想い、作品と真摯に向き合い視聴者に寄り添う姿勢が垣間見えた。

◆目黒蓮主演「海のはじまり」

本作は、脚本を生方美久氏、演出を風間太樹氏、そして村瀬氏がプロデュースを務める、“親子の愛”をテーマにした完全オリジナル作品。今の時代だからこそ伝えたい人と人との間に生まれる愛と、家族の物語を描く。

◆村瀬P「暗くて重い」反響は予想外だった

― 毎週大きな反響を呼んでいますが、視聴者からの反響や手応えは実感されていますか?

村瀬:すごく良い手応えを感じています。今回のドラマは「暗くて重くないです」と最初に言っていたのですが、皆さんからは「暗くて重い」という風に捉えられていて驚きました(笑)。でも、皆さんに時間をかけてこの世界観を見ていただければ、この作品が持つ“温かさ”に辿り着けると思って作っています。特に6話終わりで全登場人物の物語が繋がっていった瞬間は、皆さんにも「おお!」と思ってもらえたのではないかと感じています。

― 視聴者からの「暗くて重い」という反響は予想外だった?

村瀬:堕ろしたと思っていた子供(=海/泉谷星奈)が生きていたというのは“希望”であり、夏(目黒)が言っていた「罪悪感がなくなった」という気持ちも含めて、事実として消えたと思っていた命が消えていなかったというところから物語が始まるので、皆さんも希望に向かって観てくれると思っていましたが、その裏側にあるものをちゃんと想像しながら観てくださっているからこそ、重く捉えられるんだなと実感しました。加えて、弥生(有村架純)に中絶という過去があったので、それがさらに重くのしかかってきたのだと思います。

◆「海のはじまり」中絶巡る描写に厳しい意見 向き合い続ける理由

― 本作では、子宮頸がんや中絶などナイーブな題材が詰め込まれていますが、それらを描く上で気を付けていることを教えてください。

村瀬:やはり、こういうテーマを扱うと当然色々な意見があります。社会問題ってなんでもそうだと思うのですが、一面からだけでは描けないし、それぞれ違う考え方を持っているものなので、厳しい意見もいただいています。だけど、生方さんにも僕にも、そして監督たちにも作品を通じて伝えたいことがあって、子宮頸がんという設定にしたことにもちゃんと意味があります。弥生が「検診に行きなよ」と2度伝えていますが、視聴者の方々にも考えてほしいですし、むしろ皆で考えていこうという想いがあります。

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