北方謙三の小説「水滸伝」織田裕二主演で“初の実写化”決定 若松節朗とタッグ「人生観が揺さぶられる様な撮影になる事を期待」【コメント】

織田裕二（提供写真）

【モデルプレス＝2024/09/12】北方謙三氏の歴史大河小説「大水滸伝」シリーズ「水滸伝」全19巻が、WOWOWで完全映像化されることが決定。俳優の織田裕二が主演を務めることがわかった。

◆「水滸伝」全19巻、映像化決定

累計発行部数1160万部を突破し、文学史上で孤高の輝きを放つ北方謙三氏の歴史大河小説の金字塔「大水滸伝」シリーズ。北方氏が新たな解釈をもとに大胆にアレンジし再構築した“北方版”「水滸伝」は、世代を超えて熱狂的な支持を獲得している。その壮大なスケールから映像化が困難と言われた「水滸伝」全19巻が、WOWOWで完全映像化。「大水滸伝」シリーズが映像化されるのは初で、今作は大型連続ドラマとして制作される。

◆織田裕二、梁山泊のリーダー・宋江役に

舞台は北宋末期（12世紀初頭）の中国。同じ志を持つ漢たちが“梁山泊”に集い、腐敗した世を正すべく立ち上がる。本作で主演を務めるのは、日本の映画・ドラマ界を牽引してきた織田。織田が演じるのは梁山泊の頭領・宋江。武力に長けているわけではないが、誠実な言葉とカリスマ性で仲間を束ね、梁山泊のリーダーとして同志を導いていく。宋江は世直しの檄文を掲げ、腐敗した国家を倒すため壮絶な戦いに身を投じていく。

監督は「沈まぬ太陽」や「Fukushima 50」で日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した若松節朗氏。織田と若松氏は「振り返れば奴がいる」（93）、「お金がない！」（94）、「正義は勝つ」（95）、「ホワイトアウト」（00）などで数々のヒット作を生み出したコンビ。さらに、舞台「キングダム」や音楽朗読劇「ROAD to AVALON」で注目を集めた脚本家・藤沢文翁氏が脚本を手掛ける。藤沢氏の才能に北方氏自身も感嘆したという。今後、キーマンを演じる共演者の発表も予定している。

出演にあたり、織田は「これほどの長期間の撮影は聞いた事も、もちろんやった事もありません。それを若松監督をチーフディレクターとして若松組の皆さんと一緒にやれる！」とコメント。「魅力的な出演者が多いのが、この水滸伝。どんな素晴らしい役者と出会えるか、楽しみ 多くの人の胸を借りよう」と期待を明かし、「この歳で、この様な作品と出会えて嬉しい。人生観が揺さぶられる様な撮影になる事を期待して。この閉塞感の続く日本に水滸伝は見逃せない」と伝えている。（modelpress編集部）

◆織田裕二（宋江役）コメント