イープラス＆インターパーク、日韓のチケット相互販売等で業務提携

インターパーク、イープラスロゴ（提供写真）

【モデルプレス＝2024/09/11】チケット販売大手の株式会社イープラスは11日、韓国を代表するグローバルなトラベル＆レジャー、エンタテインメント企業である「インターパークトリプル」と協業を行い、日本と韓国のライブ・エンタテインメントやレジャーチケットの相互販売に関する業務提携契約を締結したことを発表した。

◆イープラス＆インターパークトリプルが相互協力へ

イープラスは、かねてより未来の日本社会や経済の状況、ライブ・エンタテインメント市場の変化を展望する中で、醸成された日本の芸術文化やエンタメ・コンテンツこそが、観光立国や文化芸術立国を目指す日本において極めて重要な役割を果たすと考え、2016年より「e＋インバウンド・チケット販売サイト」を立ち上げ。現在は年間約1200の興行や施設等のチケットを海外向けに販売している。しかし、実際に訪日が期待できる海外居住者への興行情報の伝達、チケット購入や入場といった他国と異なるアクセシビリティへの対応は課題であり、こうした背景が今回の業務提携につながったという。

JNTO （日本政府観光局）の統計データ「2024年7月 訪日外客数（JNTO推計値）」によれば、2024年1月〜7月までの訪日客数の国別トップは韓国で5,199,800人と推計されている。コロナ禍前の2019年比においても17.5%の伸率（同統計データより）となり、日本への関心の高さをうかがうことができる。韓国ではアニメやゲームのみならず、日本の音楽、舞台、スポーツ、アート、様々なカルチャーに対しても感度が高い。

また韓国は実際にエンタメ・コンテンツによる社会・経済の発展を、K-POPをはじめとする自国の文化芸術コンテンツにより体現しており、日本人にとっても韓国が最も人気の海外渡航先の一つだ。インターパークトリプルの情報によると、韓国観光公社（KTO）調査の同期間（2024年1月〜7月）の日本から韓国への渡航者数は167万人に達している。このことからもイープラスは、重要なパートナーシップとしてエンタテインメントに限らずトラベル事業においても韓国を代表するインターパークトリプルとの業務提携に至った。

◆日韓のチケットを相互販売 更なるジャンル拡大目指す

本業務提携のスタートフェーズとして、イープラスでは、韓国の自治体等が主催するK-POPコンサートと文化・レジャー体験のパッケージ、韓国ミュージカル、企画展などのチケットを、韓国ではインターパークトリプルが日本で開催されるコンサート、ミュージカル、アクションスポーツ、企画展、酒の試飲イベント等を韓国で紹介し、チケット販売をトライアルしている。また、インターパークトリプルは、トラベル事業での強みを活かし、日本着の航空券購入者に向けたダイレクト・マーケティング等も積極化している。