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「虎に翼」寅子の口癖「はて?」の意味 脚本・吉田恵里香氏が魅了された伊藤沙莉の演じ分けと人柄【インタビューVol.2】

モデルプレス / 2024年9月15日 12時0分

吉田:「はて?」は第1話から出てくるセリフで、初期から決まっていました。寅子が何か疑問を口に出す時の決まりというか、寅子が「今何か疑問に思ったんだな」「おかしいなと思ったんだな」ということを、分かりやすく提示できる言葉が欲しいなと思って考えました。ただ、誰かを否定したり攻撃したりしたくて使っている言葉ではないので、あまり強くない言葉になるよう意識しました。例えば「それどういう意味ですか?」「違うんじゃないですか?」「はあ?」と言ってしまったら、そこで対話が終わってしまうと思ったので、この作品のテーマでもある“対話をする”、“思ったことを口に出していく”ということができる導入になればいいなと考えました。

― 「はて?」以外にも候補があったのでしょうか。

吉田:「うーん」と考え込むような言葉は全体構成の段階でありましたが、会話のキャッチボールが取りづらいですし、寅子っぽくないなと感じました。意外と「はて?」はあまり悩まず閃いたもので、自分の中でもしっくりきました。

★Vol.3へ続く!

◆「虎に翼」第121回あらすじ

香淑(ハ・ヨンス)は原爆被害に遭った外国人への支援を始めることを決意する。寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)は、大学院を中退し、家中心の生活を始めた優未(川床明日香)をそっと見守っていた。

一方、朋一(井上祐貴)は最高裁事務総局から家裁に異動を命じられる。突然の決定に憤慨する朋一に寅子は言葉をかけられない。

(modelpress編集部)

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