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新海誠作品が初の実写化「秒速5センチメートル」主演はSixTONES松村北斗

モデルプレス / 2024年9月22日 5時0分

松村北斗(提供写真)

【モデルプレス=2024/09/22】アニメーション監督・新海誠氏の劇場アニメーション『秒速5センチメートル』を原作とした実写映画が、2025年秋に公開されることが決定。主演は映画初の単独主演となるSixTONES・松村北斗が務める。

◆新海誠「秒速5センチメートル」実写映画化

物語の主人公は遠野貴樹(とおの・たかき)。小学生の頃に出会った転校生・篠原明里(しのはら・あかり)と心を通わせた瑞々しい日々、小学校の卒業と同時に離ればなれになり、種子島で過ごした高校生活、東京でシステムエンジニアとして働きながら漠然とした閉塞感と焦燥感をかかえ過ごす30歳を手前にした青年期の18年間にわたる人生の旅を描く。原作アニメーションは主人公の小中学生時代、高校生時代、会社員時代を3つの短編の連作形式で描いた全63分の作品だが、実写映画は原作者・新海氏との意見交換なども経てつくられた脚本をもとに、約2時間の長編映画として制作される。これまで新海氏アニメーションの実写映像化作品が公開されたことはなく、本作は新海氏の初実写化公開作品となる。

劇場アニメーション『秒速5センチメートル』は、『ほしのこえ』『雲のむこう、約束の場所』に続く、新海氏の3作目の商業公開作品にあたり2007年に公開された。映像美、音楽、特徴的なセリフで編まれた詩的な世界観は、新海誠を新海誠たらしめているセンチメンタリズムが凝縮された新海ワールドの原点との呼び声も高く、公開から17年以上たった今もなお、日本のみならず世界中で愛されている作品である。原作者の新海氏は「今の自分には決して作れないでしょうし、再現も出来ません」とした上で、「奥山監督をはじめとした若く熱心なチームがふたたび『秒速5センチメートル』に向き合ってくれていることに、私はとても興奮しています」「誰よりも完成を心待ちに、応援しています」とコメントを寄せている。

◆松村北斗、映画初の単独主演

新海氏が監督を務めた『すずめの戸締まり』ではオーディションで宗像草太役に選ばれ、同作は興行収入149億円を超えるヒットを記録する社会現象となった。本作への出演について新海氏は「最も信頼する俳優である松村北斗くんに主演をつとめてもらえることにも、人生の不思議さを感じます」と語っている。松村は、2021〜2022年にかけて放送されたNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で注目を集め、岩井俊二監督『キリエのうた』、三宅唱監督『夜明けのすべて』に出演、2025年2月には脚本・坂元裕二、監督・塚原あゆ子の『1ST KISS ファーストキス』で松たか子と共演する映画の公開が控えるなど、名だたるクリエイターから出演を請われる実力派俳優として注目を集めている。松村にとって、本作は初単独主演映画となる。

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