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菊地姫奈、映画単独初主演 ヴィジュアル系バンドに出会う女子高生役【V. MARIA】

モデルプレス / 2024年10月24日 8時0分

メガホンをとるのは、米軍基地の町を舞台にした新世代音楽青春映画『大和(カリフォルニア)』やリベンジ・ポルノの被害にあった在日韓国人女性の悲劇を描いた『VIDEOPHOBIA』などを手掛けてきた宮崎大祐監督。宮崎監督は「放課後のチャペルで出会ったきらびやかで凶暴な音楽は、わたしを瞬く間に表現の世界へといざなった。そこで出会ったアーティストたちが教えてくれた美学や哲学はわたしを広い世界へと導いてくれた。あの日から30年間重ねた想いをどうにか90分の歌にして、世界中に届けられたらと思う」とコメントを寄せた。(modelpress編集部)

◆菊地姫奈/マリア役コメント

今回、初主演のお話を頂き、マリアと言う大切な役を演じさせて頂ける事を大変嬉しく思います。物語のカギとなっている「ヴィジュアル系バンド」は私自身、今まで深く触れた事がなかったジャンルでした。この台本を初めて読み、「ヴィジュアル系」に強い興味を持ちました。あまりなじみのなかった音楽のジャンルでしたが、そこには深い歴史があり、最高の音楽がありました。そして、今では自分のプレイリストに入れてしまうほど「ヴィジュアル系バンド」の虜になっています。今回の作品は「ヴィジュアル系ロック」を通して、家族愛や友情、学生ならではの悩みや葛藤など、登場人物一人ひとりの細かな心情の変化を丁寧に描いています。なので、「ヴィジュアル系ロック」が大好きな方にはもちろん、今日までなじみのなかった方にも是非1度観て頂きたい、そんな作品です。この作品を観た後には、どこか懐かしさを感じながらも前向きな気持ちになって頂ける、そんな物語になっていると思います。クランクイン前でありながら、既に緊張しておりますがこの緊張を糧に、より良い作品を皆様に届けられるように精一杯向き合い、頑張りたいと思います。マリアの1番の理解者になりながら、マリアに寄り添い、作中での細かな心情の変化など一つ一つ丁寧に考え、最高の作品にできたらと思います。是非、ご覧ください。

◆小澤友美/プロデューサーコメント

「ヴィジュアル系」と呼ばれる音楽シーンが全盛期を迎えてからおよそ30年。日本発の文化として根強い海外人気はありますが、国内においては時代の変化と共に少しずつ影を潜めている印象があります。老舗のライブハウスが続々と閉店し、CDでしか聴けない往年の名曲や名盤はネットの片隅にその居場所を移し、新しい世代のアーティストやリスナーも生まれづらくなっています。一方で、LUNA SEAやX JAPANをはじめ、その文化の礎を築き、独自のロックを奏でて活躍されているアーティストたちに憧れ、入口として「ヴィジュアル系カルチャー」に触れる若者や、新たな表現へと昇華している方々もいます。形を変えながらも歴史を積み重ね、若者の「青春」をいまだ紡いでおり、私もその音楽に魅了され青春時代を過ごした一人でした。私にとって「ヴィジュアル系カルチャー」は、「痛みや悩みを共有して癒してくれる、背景関係なくみんなが1つになれる」場所でした。人生の節目で寄り添ってくれる「Visual Rock」リスナーの1人として、そんな「場所」を増やしたい、無くしたくないという思いで、今回この映画を立案させて頂きました。監督をはじめ、「Visual Rock」シーンを愛する様々なご関係者のみなさまのご協力を得て、映画というエンタメを通じて、ヴィジュアル系カルチャー、バンドを愛するファンの皆さん共に、音楽だけが持つワクワクやトキメキを届けられればと思っております。

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