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漫画家・楳図かずおさん死去 享年88 代表作は「漂流教室」「まことちゃん」など

モデルプレス / 2024年11月5日 18時55分

【モデルプレス=2024/11/05】漫画家の楳図かずおさん(享年88)が10月28日に亡くなったことがわかった。11月5日、小学館のサイト「ビッグコミックBROS.NET」にて伝えられた。

◆漫画家・楳図かずおさん死去

一般財団法人UMEZZは「漫画家・芸術家の楳図かずおが、2024年10月28日88歳にて永眠いたしました」と報告。「なお、葬儀は関係者のみで執り行いました」と伝えた。また、「生前、楳図は自分の作品が世界中の人々に届いて欲しい、永遠に読み継がれて欲しいと願っていました。また、自分の作品の芸術的価値を信じておりました。その志がこれからも皆様の心に留まり続けることを願っております」とした。

さらに、これまで多数の楳図さんの漫画を出版していた小学館は「楳図かずお先生は恐怖、ギャグ、SFと漫画の様々なジャンルで革命的な作品を残されたのみならず、映画製作や『楳図かずお大美術展』の101枚の連作に見られるように、漫画という表現手法さえも超越した挑戦を続けておられました」とし、「先生の生前のご功績に対して、心からの敬意と感謝とともに、謹んで哀悼の意を表します」とつづった。

◆楳図かずおさん、ホラー漫画の神様として活躍

楳図さんは1936年9月生まれ、和歌山県出身。1955年、高校3年生のときに「森の兄妹」「別世界」(ともにトモブック社)でプロの漫画家としてデビューを果たした。1966年、「週刊少女フレンド」(講談社)にて連載した「ねこ目の少女」「へび女」などがヒットし、ホラー漫画の神様として全国的に有名に。その後、「週刊少年サンデー」(小学館)にて、代表作となる「漂流教室」(1972年~1974年)、「まことちゃん」(1976年~1981年)を連載。1995年に完結した「14歳」(「ビッグコミックスピリッツ」/小学館)以降休筆していたが、映画「マザー」(2014)の監督やタレント活動を行っていた。

1974年には「漂流教室」ほかで第20回小学館漫画賞を受賞。2019年には文化庁長官表彰、2020年にはミケルッツィ賞最優秀クラシック作品賞、2023年には第27回手塚治虫文化賞特別賞など、数多くの賞を受賞している。(modelpress編集部)

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